香港特別行政区(以下、香港)政府は6月6日、複数のたばこ規制措置を検討していく方針を打ち出した。短期的には、罰金の引き上げなど10項目に及ぶたばこ規制措置を導入するほか、中長期的には、禁煙範囲の拡大なども検討する。検討されている主要な短期政策は次のとおり。 電子たばこなどのたばこ代替品(注1)の所持(個人使用を含む)を禁止する。 メンソールたばこ、キャンディーやフルーツ風味などの味付きたばこを禁止する。 たばこのパッケージ(銘柄、商品名を含む)のデザインを簡易的なデザインに統一することを義務付ける。 公共交通機関や指定された公共施設(注2)の列に並ぶ間の喫煙を禁止する。 禁煙範囲を保育所、学校、介護施設、公共医療施設などの指定された公共施設の出入り口にまで拡大する。 上記に加え、香港政府は、法執行の実効性を高めるため、印紙税を導入し、課税たばこと無税たばこの違いを明確化する予定で現在調査中
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