ロンドン五輪柔道男子60キロ級銀メダリストの平岡拓晃さん(33)はいま、筑波大学大学院の博士課程でスポーツ医学を勉強中です。柔道一筋だった平岡さんが初めて本格的な受験勉強に挑み、博士課程に進んだ理由とは。「中学生レベル」だった英語を、どうやって克服したのか。聞いてみました。 ◇ 筑波大には柔道の推薦で入りました。現役選手時代に修士課程に進学したのですが、周りには大学院に進んだ柔道の先輩が割と多くいて。自分もそこで勉強しておきたいなっていう軽いノリでした。この時もそれほど受験勉強は必要ありませんでした。初めて本格的に受験勉強したのは博士課程の入試ですね。 受験のきっかけは2014年。ベトナムに柔道を教えに行ったときのことです。筑波大のスポーツ医学の先生や学生たちも一緒でした。その際に現地の大学で学生たちが発表した内容が、すごく面白かったんです。 アイフォンなどのスマホはブルーライトを出すので