「免疫革命」 臨床伝聞の検証 診断基準 効果判定基準 治療効果 追試 本の記述 転移は治癒の兆候? マウス実験 がん細胞の発生頻度と免疫力 BRM製剤に関する事実歪曲 養子免疫療法 効かないときの言い訳 「免疫革命」 新潟大学の安保徹教授が「免疫革命」等の書籍で布教している。が、この本を科学的に検証した評価は概ね「トンデモ」である。 「○○革命」というタイトルを見ると、胡散臭く思ってしまうのは私の悪い癖だ。 「免疫革命」という本(1)を手にしたときも少々疑いの目で見てしまった。 そこで、私はこの本を読む際、先入観を排除するためその内容を色分けすることにした。 著者の仮説は青、基礎研究は緑、症例報告程度の情報はオレンジ、臨床研究で証明されている部分(エビデンス)は赤という具合だ。 そうすれば、どこまでがエビデンスでどこからが著者の意見であるかがはっきりする。 しかし、その試みは程なく挫折した