![ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cde154f361ff15c150181099fee0c43f41cd1377/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkei.com%2Fatcl%2Fgen%2F19%2F00454%2F053100005%2Ffb.jpg)
無事に運転にこぎ着ければ、世界最大の核融合実験装置の稼働に成功したことになる。核融合実験炉では、フランス南部で稼働の準備が進む日米、EU、中ロなど世界7カ国・地域が参画する国際熱核融合実験炉(ITER)がある。だが、運転開始はJTー60SAより遅い25年の予定。今、世界の核融合炉の関係者が最も注目するのがJT-60SAなのだ。 核融合炉の仕組みをおさらいしよう。炉のなかに燃料となる重水素と三重水素(トリチウム)を閉じ込めるとヘリウムと中性子に変わるが、その過程で核融合反応が生じ膨大なエネルギーを生み出す。太陽内部で起きているのと同じ現象だ。共通点は、原子の中心にある原子核がぶつかり合っている点。核融合炉が「地上の太陽」といわれるゆえんだ。 続きを読む 石油8トン分=1gの水素 石油8トン分=1gの水素 池田所長は大量のエネルギーを生み出せる理由について「原子核同士が反応する核融合反応では(
3月1日に東芝の新社長兼CEO(最高経営責任者)に就任した島田太郎氏は、同社のことを「大好きです」と就任会見で連呼した。航空機の設計チーム出身で外資系企業を経て、2018年に東芝に転じた。外部から来た幹部人材は、打ち解けるまでに苦労する雰囲気があるという同社。それでもあえて島田氏に経営を託した背景を読み解いていく。 東芝の「中興の祖」として、経団連会長も務めた土光敏夫氏を思い浮かべる人も多いだろう。石川島播磨重工業(現IHI)の社長を務めた後、1960年代に業績不振となっていた東京芝浦電機(現東芝)の社長に転じて再建に取り組んだ。その土光氏でさえ、最初は「外様大名」のように扱われて苦しんだとされている。 だからだろう。島田氏は1日の記者会見で「東芝に来て3年ではありますが東芝が大好き」「世の中に存在しない技術を開発し、命を燃やす人たちが大好き」と繰り返した。東芝は連結で12万人もの従業員を
プーチン大統領の目に映る欧ロ関係は、80年前の欧州・ソ連関係と重なるかもしれない(写真:ロイター/アフロ) 米ロ首脳会談、カザフスタンでの衝突、日米2プラス2――。年末から2週間、世界を騒がすイベントが相次いだ。これらは一見したところ無関係な事象にみえるが、ロシアの視点に立てば1つの文脈でつながる。プーチン大統領の目には、1941年にナチス・ドイツが西欧、東欧、北欧の各国と共にソ連(当時)に侵攻した「大祖国戦争」と重なる。ロシアには約25年ぶりで危機と好機が訪れている。 国際報道を追いかける者にとって、今回の年末年始は例年以上に忙しかったのではないか。米国のジョー・バイデン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2021年12月30日、約50分間の電話会談を行った。2人は12月7日に電話会談したばかり。年明け1月10日には事務レベル協議が予定されているにもかかわらず、である。しかも、
トヨタ自動車の記者会見は驚きの連続だった。同社は2030年に年間350万台のEV販売を目指す。従来目標は燃料電池車(FCV)とEVを合わせて200万台。いったん掲げた目標を7カ月で修正した。 350万台と言えば、独ダイムラーやスズキの全販売台数に匹敵する。それを現在、EV販売で世界のトップ10にも入らないトヨタが、わずか8年余りで実現するという。 これから販売するEVを16車種、ステージ上で披露したシーンも圧巻だった。自動車業界で、今後の商品計画をここまで一気に「見える化」した例は記憶がない。 この発表を受けて、メディアは一斉に「トヨタがEVで大攻勢」「本気のEVシフト」などと報じた。だが、「HVに固執していたトヨタが変節した」といった論調には、腑(ふ)に落ちないところもある。
安倍晋三前首相が「台湾有事は日本有事である」と発言して話題となった。キヤノングローバル戦略研究所の伊藤弘太郎・主任研究員はさらに「台湾有事は韓国有事」であると指摘する。それはなぜか。中国から見て、韓国軍および在韓米軍はどのような存在なのか。 (聞き手:森 永輔) 安倍晋三前首相が12月1日、講演の中で「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」と発言し、中国が抗議する一幕がありました。台湾有事が外交・安全保障の専門家の注目を集めています。こうした環境において、伊藤さんは「台湾をめぐる重要なプレーヤーとして韓国にも注意を払うべきだ」と主張しています。 伊藤弘太郎・キヤノングローバル戦略研究所主任研究員(以下、伊藤):台湾有事が日本有事であるのと同様に、韓国にとって台湾有事は韓国有事です。米軍の介入を妨げるべく、在韓米軍の基地を中国軍が攻撃・破壊しようとすることが十分想定されます。もし
2022年の半導体産業は今後10年の成長への基盤を整える1年となりそうだ。1980年代には世界シェア上位を総なめした日本の半導体メーカーだが、今は存在感が当時に比べて低い。ただ、NAND型フラッシュメモリーを手掛ける東芝傘下のキオクシアホールディングス、CMOSイメージセンサーのソニーグループ、制御用マイコンのルネサスエレクトロニクスなどが高い競争力を今も保つ。 各社は強い分野を伸ばしつつ、長期的に大きな飛躍が期待できる次世代領域向けの研究開発を加速させようとしている。経済産業省によると、日本に本社機能を置く半導体企業の売上高の合計は、20年の約4・5兆円から10年後の30年には約3倍の13兆円になる見通しだ。
今年8月、英国のジョンソン首相はスコットランド沖の洋上風力発電所を訪問した(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 筆者は海までの距離の近さで日本でも一、二を争う高校に通っていたこともあり、昔から海へ行くことが趣味の一つである。英国でもロンドン郊外、イングランド南東部のイギリス海峡や東部沿岸の(油田もある)北海にも時折足を伸ばすが、ここ5年ほどで沿岸に風力発電ファームがどんどん建設されている。 その中でも、南東部のブライトンに近いショアハム港にある、2基の風力発電機は周辺の小学校を命名コンテストに招くなど、地元の人気を集めている(東側がSpinny、西側がGusty)。タービンは直径22メートルの3枚羽のブレードで構成され、全長は35.5メートルとなる。タービンの真下も立ち入り禁止ではなく、普通の歩道である。このような至近距離で風力発電機を見ることはなかなかできないため、英国でも注目のスポット
3社に分割という実質的な「解体」へと進む東芝は、どこで道を間違えたのか。前編では「4つ」の分岐点のうち、2015年の不正会計問題への対応と米原子力事業を巡る誤った判断を紹介した(関連記事:東芝「解体」の根源は不正会計対応、膿を出し切らず巨額損失へ)。後編では、17年に実施した第三者割当増資の背景と、出資に伴い経営に関与し始めたアクティビスト(物言う株主)との対立を見ていく。 東芝が設置したガバナンス強化委員会は11月12日、2020年7月の定時株主総会を巡る再調査結果を公表した。これに対する車谷暢昭前社長の主張も併せて紹介する。 「考えられるなかで最悪の一手だった」。東芝元幹部がこう酷評する決断がある。2017年11月に東芝が決めた、6000億円の第三者割当増資だ。 米ゴールドマン・サックス(GS)が単独主幹事を務め、約60の投資ファンドからの出資を取り付けた大型ディール。東芝元幹部が「悪
ボーナスでまとまったお金が入り、株や投資信託の購入を検討する人も多いだろう。投資をする際にぜひ活用を考えたいのがNISA(少額投資非課税制度)だ。売却益や配当にかかる税金がゼロになるお得な制度。現在、NISAには「つみたてNISA」「一般NISA」「ジュニアNISA」の3種類があり、「一般NISA」は2024年から「新NISA」に改正され、「ジュニアNISA」は2023年に廃止される予定となっている。 「一般NISA」が衣替えする「新NISA」は1階と2階の投資枠に分かれており、かなり複雑だ。どのように活用すればいいのか。今「一般NISA」を利用している人はどう対応すればいいのか。投資関連のイベントに数多く登壇し、個人投資家が疑問を感じるポイントを熟知する竹川美奈子氏の著書『こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用術』(日本経済新聞出版)から一部を抜粋、再編集して
国の「スーパーシティ」構想が漂流し始めた。スーパーシティの選定に関する国の専門調査会が8月6日、応募した31の自治体グループ全てに再提案を求めることを決めたのだ。抜本的な規制緩和の提案を求める国と、地域課題の解決を重視する自治体とのすれ違いが「まるごと未来都市」の実現を遠ざけつつある。
個人投資家の増える昨今だが、「株高につられて始めたものの、期待ほど儲(もう)かっていない」「思わぬ損をしてしまった」という嘆きの声を聞くことがある。なぜ、市場が活況にもかかわらず、たいした結果を残せないのか。それは「投資の原理原則を理解していないから」と、経済コラムニストの大江英樹氏はいう。 今回は「株は安い時に買って高い時に売るのが原則」というよくある誤解について。自分の買った額を基準にしてそれより高ければ売る、という行為の一体どこが間違いなのか? 『あなたが投資で儲からない理由 』(日本経済新聞出版)より抜粋する。 「安い」と「割安」は全然違う 「株を安い時に買って高い時に売るのは間違い」と言うと、多くの人は「なぜ?」と思うだろう。安く買って高く売るのは当たり前のことだと思うからだ。 でも本当に正しいのは「割安な時に買って、割高な時に売る」やり方なのである。 「安い」と「割安」は似てい
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