気候革命：温暖化対策の救世主か ベルギーで世界初の「エネルギー島」計画 | 毎日新聞

ベルギー政府は北海で、洋上風力発電所と国内外の送電線を接続する中継基地となる世界初の「エネルギー島」の建設計画を進めている。気候変動対策の一環として、送電網を効率よく使うメリットがある一方、国際ルールの整備やベルギー国内の送電網拡充など、課題も残されている。 計画が進められているのは、ベルギー北西部オーステンデ沖約45キロの海域。海上にコンクリートの外枠を造り、中に砂を流し込む工法で埋め立て、約5ヘクタールの人工島を建設し、島内に変電や送電の設備、港湾施設、ヘリポートなどを設ける。並行して、周辺海域に数百基の洋上風力発電機を建設する。 外国への送電で効率化狙う 発電機の出力は合計3・5ギガワットで、ベルギーの2030年の電力需要の約15％をまかなえると推定されている。更に北海を経由して英国やデンマークとも送電線を接続し、電力を融通する。洋上風力発電所は通常、無風時には送電しないが、他国の送

[kechack]

ベルギー政府は北海で、洋上風力発電所と国内外の送電線を接続する中継基地となる世界初の「エネルギー島」の建設計画を進めている