茂木氏推しの「外為特会」は財源になり得るのか 自民党総裁選 | 毎日新聞

自民党総裁選の立候補者政策討論会に臨む茂木敏充幹事長＝東京都千代田区の自民党本部で2024年9月24日午後0時17分、幾島健太郎撮影 27日投開票の自民党総裁選で「外国為替資金特別会計（外為特会）」の財源活用を訴える声がある。外為特会は、為替相場の急激な変動時に実施する政府・日銀による為替介入の原資として設けているものだが、財源になり得るのか。 「税外収入も、もっと深掘りする。例えば外為特会には185兆円ある。その1割でも運用を見直せば、1兆円、2兆円の新たな財源を捻出できる。これをやらないなんてもったいない」。茂木敏充幹事長は18日、松山市であった党の演説会で訴えた。自身が掲げる「増税ゼロ」を税収だけでなく税外収入も増やして実現する道筋を描く。 茂木氏のいう185兆円とは、国の外貨準備高（8月末時点で1兆2357億ドル）とみられる。日銀保有の一部を除き、ほとんどが財務省所管の外為特会の計

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