特集ワイド：中古戸建て、推しのワケは？ 「億ション」全盛時代の先 野澤千絵・明治大教授が分析 | 毎日新聞

マンションかいわいがにぎやかだ。象徴的なのはタワーマンション、いわゆるタワマンだ。いまや東京都心部や湾岸エリアだけでなく、地方の中核都市にまで広がる。高いのは見た目ばかりじゃないから、多くの人にとっては高根の花となる。どうすれば「手が出せる家」は見つかるのか？ 明治大の野澤千絵教授（都市政策）には、何やら思うところがあるようで……。 「いまは、住宅を買い求める人たちのニーズがマンションにかなり偏っています。でも、私は戸建て回帰の流れを『起こすべし』派なんです」。明大駿河台キャンパス（東京都千代田区）の研究棟を訪ねると、野澤さんは笑みを浮かべて、ズバッと言い切った。