なぜ審査は長引いた 規制委の特別な対応を招いた北海道電の課題 | 毎日新聞

（左から）1号機、2号機、3号機の原子炉建屋が並ぶ、泊原子力発電所＝北海道泊村で2016年7月25日、本社機「希望」から手塚耕一郎撮影 北海道電力泊原発3号機（北海道泊村）の再稼働に必要な審査書案が30日、申請から12年を経てようやく原子力規制委員会に了承された。国内で最も新しい原発にもかかわらず、審査が長期化したのはなぜだったのか。 規制委が「手取り足取り」で審査 北電が審査を申請したのは、新規制基準が施行された2013年7月8日、その当日だった。しかし北電の不手際や見通しの甘さで、審査は長期化した。それを象徴する場面がある。 「正直、大変驚いた」。17年11月、当時の更田豊志委員長は記者会見で、北電の説明にあきれた様子で言い放った。 …

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「北電は敷地内の複数地点を掘削したが、火山灰層を見つけられなかった。原発の建設工事で全て削り取られていたのだ」なるほど、立証不能だ。周辺の敷地外で調べられなかったのか？