キリンビールが工場に地域の人が行き来できる緑地を育てた理由 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

キリンビール横浜工場（横浜市鶴見区）は目の前に国道と高速道路、横を鉄道が走る。だが、敷地に入ると周囲の喧噪（けんそう）を忘れさせてくれる。広大な緑地のおかげだ。花や木々を楽しめる場があれば、多様な生き物を観察できる池、思い思いに散策できる広い空間もある。部外者入場禁止の工場が多い中で、横浜工場は造園会社と連携し、地域の人が自由に行き来できる緑地を育てた。（松木喬） 出入り散策自由 喧噪忘れる自然空間 れんがの建物、石畳の通路、ガス灯のある工場内の小道は、港町・横浜を感じさせる。ガス灯は、開港後の明治時代に使われた実物だという。文明開化の雰囲気に色を添えるのが、草花や木々だ。 >緑地を管理する内山緑地建設（福岡県久留米市）東京支社の三谷巴名慧さんは「工場見学に来た人が植物に詳しくなくても、楽しんでもらえる明るい植物を選んだ」と語る。 横浜工場の緑地は２０１２年から１７年にかけてリニューアルし

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“部外者入場禁止の工場が多い中で、横浜工場は造園会社と連携し、地域の人が自由に行き来できる緑地を育てた。”