ニュータウンに日は暮れて――歴史なき街の、生と死 - シロクマの屑籠

「日本人が過疎地の人口をニュータウンに移民させるようになって既に四半世紀が過ぎていた。地方都市の周りの巨大なコクドウ沿いは日本人の第二の故郷となり、人々はジャスコで出会い、子を育て、そして死んでいった」 2013-05-28 18:02:58 via Twitter for Android 地方の国道沿いに住んでいると、ときどき、山間のひっそりとしたニュータウンを訪れる機会がある。 もともと誰も住んでいなかった山野を切り拓いてつくられたニュータウンには、歴史も氏神も伝承も存在しない。本来、都市なるものが多かれ少なかれ背負っているであろう歴史や文化の蓄積がまっさらで、出身も出自もバラバラの核家族が好き勝手な生を生きているのだから、統一した文化・統一した歴史など望むべくもない。考えようによっては、不思議な空間だ。 敢えて統一したカラーを挙げるとしたら、全国共通の没個性なマイホームが、どこまでも

[Gelsy]

ちゃんと無に帰すことができるなら、何の問題もないじゃない。そこに一世代なり二世代なりの、人生が染み付いちゃってるから、簡単には無にならないよ。

[mangakoji]

なんか、炭坑町みたいだな。

[samoku]

「百姓に歴史がありますか」「ニュータウンに歴史がありますか」「萌え豚に歴史がありますか」

[satis]

寺も神社もないニュータウンに越してきて、なんとか歴史の残り香を探そうとしたら400年前からニュータウンだった・・・という街に住んでいたりしますｗ　暮らしを求めて住処を変えるのはきっと普通のこと。

[angmar]

なんか30年くらい前のディストピアSFにでも目覚めちゃったんですか？「君が僕を」とかでも読んでみたらどうですか？

[tach]

共感する。上遠野浩平のブギーポップシリーズを初めて読んだときに感動したのはそこにこうした郊外の生活感情が見事に表現されていると感じたからなんだけど、そういう読み方って分かってもらえないんだよなぁ...orz

[sps1uw]

帰る所なんて初めからあるような気がしていただけ。って歌があったなあ、とか。

[sasahira]

「山間のひっそりとしたニュータウン」もともと小さな集落はあって、けっこう地元の神社のお祭りにニュータウンの子供たちが参加してたりするもんだけどな。

[nuryouguda]

ニュータウンを効率的に無に返すために、核兵器が必要なんですよ！

[SasakiTakahiro]

歴史も文化も単体では持たないニュータウンが、無より生じて、無に帰っていく。

[mhkj2]

「歴史的無重力空間｣はニュータウンに限らないかも？日本中がマクドナルド化してる様な...荒涼とした、ドコに行っても同じ様な風景が広がっていく、鷹野隆大さんの写真集『カスババ』というのを見てそう思いました。

[ente04]

情緒的だな。ニュータウンも歴史だと思うよ。

[syokichi]

岡崎京子やよしもとよしともらが描いていた郊外の空気を持った作品群。あのふわふわとした、でもどこか不安を感じさせるような『郊外＝ニュータウン』という街は、今もそのままであり続けているのだろうか。

[imatac]

良い文章だ。

[suikax]

子供の頃にあったものが、全部リニューアルされて塗りつぶされていくのを見るのは寂しい

[majidaru]

日本は住宅でしくじってるよね…/北海道には「開拓」って歴史があるからなー

[sugimo2]

"ニュータウンで育った二代目、三代目は、高確率で歴史的無重力の民となる"

[ustar]

今は都市の高層マンションが人を地表から吸い上げている

[STARFLEET]

ちょいと光瀬龍SF的テイストな文章がいいな…