古いハンガーを無駄なく再生 蒲郡の原野化学工業所など商品化：中日新聞Web

蒲郡市拾石町のプラスチックリサイクル業、原野化学工業所が中心となり、再生可能素材で作ったハンガー「よみがえるハランガー」を商品化し、八月から市内の事業者向けに販売を始める。販売後も古くなったハンガーを回収し、リサイクルして新しいハンガーに作り直す。原野裕社長（３７）は「廃棄物を生み出さないビジネスモデルだ」と胸を張る。 同社は自動車部品などの工場で生じる成形不良のプラスチック部品を買い取り、粒状のペレットに加工する事業を手がける。今回はこのペレットを使ってハンガーを作り、市内の温泉旅館やホテルなどに販売する。使用して古くなったり、破損したりしたハンガーを回収し、再びペレットに加工してハンガーの原料として活用する。 商品名の「ハランガー」は、原野とハンガーを組み合わせた造語。ハンガーの製造は岐阜県羽島市の成形メーカーに委託し、販売は地元商社の小池商事（蒲郡市中央本町）が担う。確実に回収するた