書評：東浩紀『一般意志2.0』 – 橘玲 公式BLOG

話題になっている東浩紀『一般意志2.0』をとても興味深く読んだので、その感想を書いておきたい。 本書のいちばんの美点は、きわめて平易かつ明晰に書かれていることだ。私のような哲学の専門外の者でも、著者の思考の航跡を正確に追っていくことができる。 すでのたくさんのレビューが出ているが、東氏はここで、「複雑になりすぎた現代社会では、ひとびとが集まって熟議によってものごとを決める理想的な民主主義はとうのむかしに不可能になった」と指摘したうえで、そのことを前提として、熟議なしでも機能するアップデートされた政治制度（民主主義2.0）や国家（統治2.0）の可能性を論じている。 本書についての議論は、東氏が「ツイッター民主主義」と名づけたような、SSNを組み込んだ政治制度（アーキテクチャ）がほんとうに機能するのか、ということに集まるのだろう。だが私にとって本書のもっとも美しい場面は、東氏の語る「夢」が、ロ

[hokusyu]

このレビューのとおりだとしたら、公共哲学的に何十周遅れだよという話にしかならないと思う。

[maturi]

”近代とは一人ひとりが「自立した個人」として生きることを余儀なくされた時代”　であるからこそそこには大きな政府が必要で、小さな政府というのは地縁べったり血縁頼みで生きる社会に他ならない

[nanoha3]

ただのフレームワークでは、どこかで意志に負ける。

[haruhiwai18]

"ノージックの語る「フレームワークとしての国家」だけが、実現可能なユートピアへの道を指し示していると思えた"　→夢なんぞを見てる暇があるなら、このhttp://p.tl/o28Q水準の書評を書いてくださいねw

[mangakoji]

何をフレームワークにするか、そしてどう成り立たせるのかが、SF的にも想像できない。オーバーロードにも難しいんじゃないのかな

[aliliput]

これは……/ その「思想なきフレームワーク」が存在しえないと思っているんだけれど……

[Apeman]

内容と関係ないが、日本でノージックノージック言う人が保守派のバックラッシュに対して、具体的な場面できちんと対抗しているのを見たことがほとんどない……のはこちらの観測範囲狭すぎ？

[Imamu]

この人にまで届くのか"ノージックの語る「フレームワークとしての国家」"http://synodos.livedoor.biz/archives/1869932.html 「インターネットは「同じ情報」を大量に集めることに適したメディア」

[junshoku-159]

フレームワーク…言わなきゃならないきれい事もときには必要なんだけれど…

[yoko-hirom]

ロバート・ノージックの構想した「ユートピアのためのフレームワーク」は，マイク・レズニック『キリンヤガ』の背景設定「ユートピア委員会」の元ネタだろう。

[ueshin]

ノージックはネオリベやネオコンではない。

[cerf310]

やっぱよむか

[hidaomi12]

そろそろ読もう。

[D-S-C-H]

気鋭ですね；書評：東浩紀『一般意志2.0』

[gimonfu_usr]

それにつかわれるツールが、もともと軍事用であったことなど。

[nagisabay]

買ったけどまだ読んでないわこの本… RT hatebu_new: 書評：東浩紀『一般意志2.0』 | 橘玲 公式サイト