事の発端部屋から出ようとしたときに後ろから来ていることに気づかず閉めたところで、後ろの私は、声とも言えないような声で「あっーー」 目から火花がでるとはこういうときの事を言うのだろう。あまりにも痛むので、何を思ったか、 水道を流しっぱなしにして手を冷やす私。 挟まれたことに気づかれない私ーー。 水道から手を離しよくよく見てみると真っ赤に腫れている。 その後も氷をとってきてとにかく冷やす。 いくら充てても腫れは引かない。 これは困った……。 痛みは引かずどうにもこうにも腫れは引かず、ちょっと指を伸ばしてみる。 「痛いっーー」 握っても痛い。 どうやら小指のつけねのちょっと下辺りを痛めたようで、伸ばしたり握ったりすると小指の付け根が痛い。 骨折かな?ひび割れかな? 昔手首をヒビ割った時の痛みに似ている。 だんだんと不安に刈られる。 薬局とりあえず近くの薬局に向かってみる。自転車のハンドルを握るだ