確率というのものは、数学的構造としては面積とほとんど全く同じなんですよね。 つまり、重なっていない土地の面積は足すことができるとか、重なっている土地を合わせるときは重複を差し引かないと合計面積にならないとか、そういうことです。 普通の意味での面積との違いは「全体の面積は1」ということだけです。 (これを測度論的確率論と言います。より詳しく言うと物理的な面積にとって意味のある測度はルベーグ測度ですが確率空間の場合はそれに限らないため、無限要素数や連続体濃度が関わってくるときに違いが出てくるわけですがまあそれは普通は考えなくていいことです。) 面積とほとんど同じ意味しか持たない確率という構造それ自体に「ある特定の家族の子供が女である確率」とか「家族を100組集めてきたときの頻度として子供が女である確率」とかいう意味を自然に持たせることは不可能です。 そこはユーザーが別途やるしかないわけです。具
兵庫県と神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター臨床ウイルス学分野の森康子教授らの研究グループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロンBA.5を含む様々な変異株に対して有効なユニバーサル中和抗体※1, 2を獲得しました。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)※3の初期に流行した欧州株(D614G株)に感染歴があり、新型コロナウイルスmRNAワクチンを2回接種した人の血液から、抗体の情報を持つ免疫細胞を一細胞ずつ分離し、それぞれ抗体遺伝子を取得しました。それらの候補についてSARS-CoV-2スパイク抗原に対する結合力を基準に選択し、10種のヒトモノクローナル抗体※4を作製しました。 10種の抗体について、D614G、デルタ株、そしてオミクロンBA.1株に対する中和抗体価を調べた結果、3つの抗体が中和活性を有することがわかり、MO1、MO2、MO3と命名しました。
六代目三遊亭円楽がなくなったとき、「落語界統一」について書かれた記事を見た。 この夏、会見で円楽が語ったらしい。 協会を統一したい、と述べ、追悼記事では「その夢も叶えぬまま」と書かれていた。 東京の落語界はいくつかに分かれている。 大きなものは「落語協会」と「落語芸術協会」である。 大正末年から昭和初年(1920年代)ころに、その大元となる協会が発祥し、そこそこ歴史があり、まあ、戦争になって一度すべて一緒くたにされたのだが、戦後ふたたび、別の団体として出発した。 長らく東京の落語界はこの2団体で興行してきた。 定席の寄席(年末2日をのぞき一年中毎日営業している落語を聞く場所)も、だいたいこの2団体が交互に興行を打つ。 この2つが基本の「団体」である。 あと2つ別の落語家集団があるのだが、並べて同じレベルの「団体」とは言えない。そちらに所属している落語家はある意味かなりマイナーだからだ。 「
観劇日:2018年4月6日 ロザリンド・フランクリンと作品の背景 アナ・ジーグラ作『PHOTOGRAPH 51』は、DNAの構造解明につながる研究を行ったユダヤ系イギリス人の女性結晶学者ロザリンド・フランクリンの生涯を扱った芝居だ。もとの台本は2008年に書かれ、アメリカなどで数回上演されたのち、2015年にマイケル・グランデージ演出、ニコール・キッドマン主演でロンドンのノエル・カワード劇場にて上演され、大きな話題となった。日本語初演は2018年4月6日から22日まで東京芸術劇場シアターウエストにて実施され、その後4月25日から26日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演された。演出はサラナ・ラパインが担当した。 ロザリンド・フランクリン(1920-1958) (Wikimedia Commonsより) https://commons.wikimedia.org/wiki/File
「ハリー・ポッター」の作者である作家、J・K・ローリングの最新作が「女性を殺害するために女装をして犯罪を繰り返す男性の連続殺人犯」であることが明らかになり、SNS上で強い反発を招いている。 ローリングは、ロバート・ガルブレイスという別名義で大人向けの犯罪小説「私立探偵コーモラン・ストライク」シリーズを出版していが、その第5弾となる最新作が「トラブルド・ブラッド」という作品だ。 この作品で描かれる悪役は、サイコパスの連続殺人鬼で、女装した男であることが判明した。これを受けて、SNS上ではローリングが亡くなったように思わせるハッシュタグ「#RIPJKRowling」が拡散し、ツイッターのトレンドに入った。 批評家や彼女の“元”ファンたちは、この作品が以前から反トランスジェンダー的な発言を繰り返すローリングの許しがたい思想を反映していると、怒りを噴出させている。 ローリングは今回の騒動についてコ
Published 2022/10/31 16:11 (JST) Updated 2022/10/31 18:09 (JST) 名古屋大は31日、未来材料・システム研究所の八木伸也教授(56)が、架空の出張旅費を請求したり、水増し請求をしたりするなどして、国や大学の研究費など計約1131万円を不正受給していたと明らかにした。既に全額を返済しており、刑事告訴はしない方針。 大学によると、教授は2014~20年度、実際には行っていない出張を申請するなどして旅費を受け取った。申請とは異なる交通手段で出張したり、同伴者がいると偽ったりしたケースもあった。 聞き取りに対し教授は「食品や研究室に置く電子レンジの代金などに使った」と話したという。
「大人向け」と「子ども向け」……そんな概念が特撮ヒーロー界隈を荒らすようになってから、一体どのくらい経つだろう。 おそらく、それは筆者が生まれた平成の時代より前から続いている問題だろうし、非常に根深いものだなとしみじみ感じてしまう。それだけに「この問題には極力触れたくない」というのが本音であったし、「特撮ヒーロー番組に大人向けだ子ども向けだと議論するのは、もうそれ自体が野暮なこと」だと、この問題から知らず知らずのうちに目を背けるようになっていた。 にも関わらず、『仮面ライダーBLACK SUN』を見終えて真っ先に感じたことの一つは、本作がキャッチフレーズ通りの「大人向けの仮面ライダー」そのものであったことへの感動だった。 正直、本作については良くも悪くも言いたいことが数多くあるのだけれど、主なトピックへの言及は有識者の皆様に託させて頂き、この記事では『仮面ライダーBLACK SUN』が「大
大学生の頃、桑原武夫(フランス文学者・京大教授/1904-1988)の論じた第二芸術論のことを知った。学校で教わった俳句や短歌などにあまり面白味を感じていなかったので、なるほどそのとおりだと共感したのである。 1946年に発表された「第二芸術 ―現代俳句について―」(岩波書店の雑誌『世界』に所収)は、戦前の鬼畜米英、国体の護持などの価値観がすべてひっくり返された終戦間もない時期に、現れるべくして現れた怪物のような衝撃だったのかもしれない。 俳句を「第二芸術」として他の芸術と区別すべきと論じ、当時の俳壇に大きな論争を巻き起こした。既に承知している方も多いと思うが、以下、ウィキペディアから改めて紹介する。 〈この論文では桑原はまず作者名を伏せたうえで、大家の作品のなかに無名の作者のものを混ぜた15の俳句作品を並べ、作品からは素人と大家の優劣をつけることができないとする。ここから俳句においては大
まだ俳句を始めたばかりのころ、小林恭二の「俳句という愉しみ」という岩波新書の句会録(めっちゃ面白い)で、「第二芸術論」(作者名を伏せれば有名俳人の句なんてわからんやろ?だから俳句は芸術じゃない)が話題に上り、句会参加者の摂津幸彦が、「あんなもん、余裕で当てられるわ」と言ってたことに、「まじで?」と驚き、周りが「だよねー」って同調したことにさらに「まじ???」と驚いたことを今でも鮮明に覚えている。 何を隠そう、私は、そのジャンルの達人たちが普通に使いこなすスキルが、常人には全く理解・到達できない異能に見えるってのが結構好きで、一気に摂津幸彦のファンになったのだ。句とか文とかではなくてそれがきっかけだったことを書いていて思い出した。とにかくさらに俳句にドハマりした私は、日々研鑽を積み、 そして時は流れた。 妹である。妹は大学院生で日本語の研究をしている。俳句はたまに母親の句を読まさせられる程度
元名人の佐藤天彦九段が前代未聞の「マスク未着用による反則負け」となった、A級順位戦。厳格なことで知られる対戦相手の永瀬拓矢王座は、世間の非難がまさか自分に向くとは思いも寄らなかった。棋界でジョークのように言われる「千駄ヶ谷の常識は世間の非常識」はどうやらホントもあるようで…。 「反則負けにしてください」と5回要求 10月31日夜、レジェンドの勝利に将棋ファンは沸き立った。52歳の羽生善治九段が、永瀬拓矢王座に勝ち、王将戦挑戦者決定リーグ5連勝となって1位確定となったのだ。暫定2位の豊島将之九段にもプレーオフの目があるとはいえ、通算100期の大一番をかけて、羽生九段が藤井聡太五冠と激突する可能性が非常に高くなった。 〈一番苦手としていた永瀬さんを、ここで倒すなんて凄い!〉〈羽生先生と藤井先生のタイトル戦、想像するだけで胸が熱くなる〉といった書き込みが続出する中、〈やっぱり永瀬先生には佐藤天彦
限界煩悩活劇オサム ゲタバ子 <完結済み>怨霊…それは怨みを伴い現世にしがみ付く感情の塊。発達した現代には様々な“怨み”を持つ怨霊が生まれ、そしてその特定分野に特化した除霊師もまた存在した。除霊師オサムが相対する荒ぶる“クソデカ感情”は…“腐”!?漫画アニメを愛し、それに荒ぶる霊を鎮める。現代特化除霊師現るギャグ連載! [JC全4巻発売中]
兵庫県姫路市の高校のソフトボール部で顧問の教諭が部員の女子生徒のほおをたたいてあごが外れるけがをさせた問題で、生徒の母親がNHKの取材に応じました。 生徒は登校できない状態となり、退学届を提出したということで、母親は「娘もつらいだろうし親としても悔しい」と話しています。 ことし9月、兵庫県姫路市の高校のソフトボール部で、顧問を務めていた40代の男性教諭が、部員の1年生の女子生徒のほおを平手でたたくなどしてあごが外れる全治1か月のけがをさせました。 顧問は女子生徒が大会でユニフォームを忘れて報告しなかったことに腹を立て、体罰を加えたとされ、学校から懲戒解雇の処分を受けました。 この問題で生徒の母親が2日夜、NHKのインタビュー取材に応じました。 母親は「暴行を受けた当日、娘は私たち両親には相談せず、1人で悩んでいたようだが、泣いて、目も腫れていた状態だった。翌日、試合に行かなくてよいと言った
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