米バイオテクノロジー企業のMapp社はすでに各新聞の1面に載っている。 Mapp社が開発した新薬はアフリカでエボラ出血熱に感染したアメリカ人医療関係者2人の命を救った。だが、同薬はまだ実験段階にあり、その安全性も検証されていない。 9人しかいないMapp社は現在、エボラ出血熱に感染した患者らに希望をもたらしている。新薬のZMappは現時点では猿8匹を使った実験しか行っておらず、臨床試験をまだ行っていない。動物実験の結果では、ZMappの治療効果はこれまでの 同類薬物を遥かに超えていることが分かった。 アメリカのオバマ大統領は先週、アメリカ・アフリカ首脳会議の閉幕時に「この薬の有効性を裏付けられる証拠が足りないので、西アフリカ諸国に実験薬を提供する時機はまだ熟さない」と表明した。 多くの科学者らは「猿8匹及び患者2人に投与された後の治療効果だけではこの薬の利害を判断できない。厳格な