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ブックマーク / webronza.asahi.com (67)

  • 「論座」の終了と新たなオピニオンサイトの開始について - 論座編集部|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    日頃より論座をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 論座は、2010年6月に単独の有料サイト「WEBRONZA(ウェブロンザ)」として開設し、多様な言論の広場として2万を超える論考を発信してまいりました。このたび、勝手ながら4月下旬をもちまして更新を停止し、7月にサイトを閉じることにいたしました。 ご愛読いただきましたお客様、そして、ご執筆いただきました筆者のみなさまに、深く感謝を申し上げます。 サイト終了に先立ち、2月末で論座の購読受付を終了させていただきます。月額購読料は、3月分まで課金対象となりますが、4月1日時点で論座をお読みいただけるご契約をいただいているお客様につきましては、サービス終了まで無料で過去記事も含めご覧いただけます。 新たなオピニオンサイトをオープンします 朝日新聞社は、混迷する時代の中、多様で良質なオピニオンは今後さらに求められていくと考えています。そこで

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  • 筆者の皆さまへお知らせ - 論座編集部|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    これまで格別のご高配を賜り、ご寄稿いただきましたことに、厚く御礼申し上げます。 ご寄稿いただいました原稿の著作権についてお知らせいたします。 著作権は筆者のみなさまに帰属します。これまでは、オリジナル記事としてご執筆いただいた原稿の他メディアへの転載はご遠慮頂くようお願いしておりましたが、サイトの更新が終了したのちは、ご自由にお使いいただけます。転載を希望される場合、これまでと異なり、編集部へご相談いただく必要は特にございません。なお、転載される際には、可能であれば、初出はサイトであった旨を記載していただけますとありがたく存じます。よろしくお願いいたします。 論座編集部で編集させていただきましたご寄稿のページは、サイトから印字していただけます。朝日新聞や第三者に著作権がある写真などが使われている場合は、ページをそのまま2次利用していただけませんので、2次利用する場合は許諾を取るなど、ご

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  • ネトウヨを主人公に据えた“ヘイト本”は、なぜ自主回収されたのか - 清義明|論座アーカイブ

    ネトウヨを主人公に据えた“ヘイト”は、なぜ自主回収されたのか 実在の人物名も登場するディストピア小説『中野正彦の昭和九十二年』出版中止騒動 清義明 ルポライター 作家樋口毅宏氏の小説『中野正彦の昭和九十二年』(イースト・プレス社)が、発売前日になって出版社によって自主回収された。異例の事態である。 発売前日の回収ということは、すでに書店には配されているタイミングだ。販売中止の連絡がすぐには反映されなかったのだろう、アマゾンや一部の出版社ではプレスリリースの後でもしばらくは購入することができた。(現在では売り切れ扱いである) この小説を読むことができた人は他にもいる。もともとは『メルマ旬報』というウェブマガジン(2022年11月に閉鎖)で連載されていたからである。まさかその連載当時の読者は、このような事態になるとは全く想像していなかったのではないか。 この小説が回収されたのは、版元の「刊

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  • ゾンビ化する温暖化を疑う人々。その科学的、経済学的なおかしさ - 明日香壽川|論座アーカイブ

    ゾンビ化する温暖化を疑う人々。その科学的、経済学的なおかしさ 温暖化懐疑論および対策不要論に改めて反論する1 明日香壽川 東北大学東北アジア研究センター/環境科学研究科教授 気候危機が叫ばれる一方で、日ではいまだに、まるでゾンビのように温暖化懐疑論や対策不要論が様々なメディアを通して流されている。 まず温暖化懐疑論には以下の三つがある。 ①温暖化していない ②二酸化炭素(CO₂)は温暖化とは関係ない ③温暖化して何が悪い 一方、温暖化対策不要論は、今起きている温暖化が人為起源であることは認めるものの、主に以下のような理由で、温暖化対策の必要性はないと主張する。 ①不確実性が高い ②温暖化のリスクは大きくない ③温暖化対策には大きな費用がかかる SNSを含むメディアで活発に発言している温暖化懐疑論者としては、長く反原発運動に関わっている広瀬隆氏がいる。また、ダイレクト出版の『「地球温暖化の

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  • 小学校卒業式で進行する「和装化」があらわしているもの - 西郷南海子|論座アーカイブ

    小学校卒業式で進行する「和装化」があらわしているもの 少子化と経済低迷、そしてコロナ禍が「せめて衣装だけは」に拍車か 西郷南海子 教育学者 女子は袴に編み上げブーツ、男子も紋付袴 今年も卒業式シーズンが終わった。全国各地の「まん延防止」が切れたタイミングであり、過去2年ほどの混乱は見られなかった。新型コロナウイルスが登場した2020年春は、卒業式の開催さえ危ぶまれていたことを思い出すと、わたしたちの生活もコロナとある程度「共存」するようになったのを感じる。 さて、今回は公立小学校の卒業式における「和装化」について取り上げてみたい。 シニア世代の方には信じられないことだと思うが、現在全国各地の小学校卒業式で、子どもたちの和装化が進んでいる。大学の卒業式ならともかく、小学校である。正確なデータは存在しないが、2010年ごろはアイドルグループAKBに似せた制服スタイルの衣装が流行っていたという動

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  • 連載 連載指定なし|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

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  • 限界ネトウヨと右翼ヘゲモニーの終焉 - 木下ちがや|論座アーカイブ

    限界ネトウヨと右翼ヘゲモニーの終焉 なぜ右翼の言論・運動が政治的に成功し、そしていま危機にあるのか 木下ちがや 政治学者 およそ8年にわたる安倍長期政権の幕が閉じるとともに、政権支持基盤の編成、すなわちヘゲモニーブロックが再編を余儀なくされている。 政権移行に伴う基盤の再組織化にてこずる菅政権が迷走を続けている一方で、安倍政権を支えてきた右翼勢力もまた深刻な危機のさなかにあるといえる。この間われわれがネット上で目にしている右翼の姿は、安倍政権下での栄光の姿、すなわち統治権力と強く結びつき、言論界を制覇し、野党政治家を粉砕する雄姿ではない。陰謀論に染まり、来の敵である左派・リベラルそっちのけに内紛を繰り広げる醜態である。 安倍政権終焉で始まった右翼の内ゲバ 安倍前総理と親交が深かった百田尚樹、有香氏ら右派言論人が、Twitterアメリカ大統領選の不正選挙を唱え、それに異を唱えた上念司ら

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  • 宅八郎さんの死去・トランプの敗北・ポストモダニズムの終焉 - 香山リカ|論座アーカイブ

    宅八郎さんの死去・トランプの敗北・ポストモダニズムの終焉 「真実は存在せず、すべてが許される」時代をどう生きる 香山リカ 精神科医、立教大学現代心理学部教授 宅八郎さんが亡くなった、というニュースがネットを駆け巡った。享年・57歳。 「まだ若いのに」と言われる年齢だが、私は「そうか、彼ももうそんな年齢になっていたのか」と思った。 実は、私は彼を「宅八郎さん」とか、彼と直接の知り合いだった人がそう言っていたように「宅ちゃん」とかではなく、名の「矢野くん」と呼ぶことが多かった。彼も私の名で呼んでいた記憶がある。私たちはそれぞれがペンネームというか芸名というか、そういうものを持つ前からの知り合いだったのだ。 自分の昔ばなしで申し訳ないが、私は国立大学受験に失敗し、滑り込んだ私立医大になかなかなじむことができず、松岡正剛氏が率いていた出版社・工作舎やそこから分派した人たちの編集プロダクションな

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  • 菅総理と検察が安倍氏に迫る「政界引退」 - 佐藤章|論座アーカイブ

    菅総理と検察が安倍氏に迫る「政界引退」 「安倍前首相秘書ら聴取」の舞台裏と今後の行方を読み解く 佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長 シェイクスピアの惨劇が現代日政治状況の中で甦りつつある。創作前期の史劇群から後期の悲劇群への橋渡し作品となった『リチャード3世』の主人公は、権力への野心だけを頼りに実兄をはじめとする親族や臣下を冷酷に粛清し尽くし、王座に上り詰めていく。 権力のために、自らが殺した皇太子の未亡人を口説き落としてとし、薔薇戦争の最後に殺されるまで、ただ権力だけにしか関心のなかった男。 現代の「リチャード3世」は誰なのか。私は今、あえて名指しすることはしないが、11月23日、勤労感謝の日の読売新聞朝刊1面を見た読者は意外な驚きを味わい、政界関係者はある種の戦慄を味わったのではないだろうか。 1面左肩にあるその見出し「安倍前首相秘書ら聴取」とい

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  • 小児性犯罪で懲戒免職となった教師には免許状を再発行すべきではない - 杉田聡|論座アーカイブ

    小児性犯罪で懲戒免職となった教師には免許状を再発行すべきではない 児童・生徒を教師の性犯罪からいかに守るか 杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史) 学校内性暴力の深刻さ 教師による児童・生徒に対する性犯罪が、たびたび報じられている。 例えば1990年度に同上の理由で懲戒免職になった公立小中高校の教師は3人だったが、2012年度には119人、2018年度には163人に達している(朝日新聞2020年9月29日付;池谷孝司『スクールセクハラ――なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』幻冬舎文庫、no.36〔書は電子書籍のため一定字数ごとに付された「no.」を記す、以下同じ〕)。 犯罪数が増加したというより、学校・教委が当然の対応をとるようになった結果であろうが、いずれにせよ子どもの生涯にわたる重大な後遺症を思うと、これは深刻な事態である。 しかも性犯罪は暗数が多いことが知られており、実

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  • 「法律論」「学問の自由」をはるかに超える大問題 - 須藤靖|論座アーカイブ

    10月1日、日学術会議が推薦した会員候補のうち6名を菅総理が任命拒否したことが明らかとなった。言いようのない閉塞感と無力感を感じてしまう。各社の新聞、そしてこの論座においても、直ちに多くの論評がなされている。 私は2011年10月から17年9月までの6年間、日学術会議第三部(理工系)の会員であり、現在は連携会員を務めている(学術会議は210名の会員に加えて、約2000名の連携会員からなる。6年間の任期を終えた会員は、次の6年間は辞任しない限り自動的に連携会員となる)。ここでは自分の学術会議の経験を踏まえた上で、意見を述べさせていただきたい。 まず、学術会議に関して寄せられているいくつかの疑問に答えておこう。 1. 学術会議はそもそもどのような活動をしているのか 日の学術全般に関して数多くの意見発信を行っている。特に政府からの依頼への答申や回答、さらにはそれにとどまらず政府や社会に対す

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  • 感染症数理モデルをどのように受け止めるべきか? - 稲葉 寿|論座アーカイブ

    感染症数理モデルをどのように受け止めるべきか? 数理科学からみた新型コロナ問題 稲葉 寿 東京大学大学院数理科学研究科教授 今般、編集部から「感染症数理モデルの専門家のひとりとして」今回の新型コロナ問題に思うことを書くように依頼を受けた。困ったことに、私の場合、「感染症数理モデルの専門家」かと問われると、イエスでもありノーでもある。私は学位研究において感染症数理モデルの関数解析的研究をおこなってから、30年以上感染症数理モデルの数学的研究に関わってきたから、専門家といわれれば否定はできないのだが、リアルデータの統計解析や流行予測・推計をおこなう感染症数理データサイエンティストではない。実際、共同研究の場合を別として、私の論文には数字や図表はまったくでてこない。概念と論理による定理の証明が仕事である。 しかし一方、機会あるごとに、感染症対策における感染症数理モデルの実践的意義を主張してきたし

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  • 高校闘争50年、『1969 それぞれの記憶』 - 菊地史彦|論座アーカイブ

    高校闘争50年、『1969 それぞれの記憶』 菊地史彦 ケイズワーク代表取締役、東京経済大学大学院(コミュニケーション研究科)講師 1. 半世紀前の記憶をつなげる 1960年代の「異議申し立て」がピークを迎えたのは1968年である。「1968」に向かってあらゆる反体制運動が急坂を駆けのぼっていった。 だが、当時の(私を含めた)高校生たちの正念場は「1969」だった。1966年から1968年にかけて盛り上がった「全国学園闘争」は主に大学の出来事であって、多少そっちの気配のある高校生でも、まだ指を加えて見ているしかない隣の火事だった。 その「火事」がこちらへ燃え広がったのは1969年の春である。3月に各地で起きた「卒業式粉砕闘争」が発火点になった。4月~6月の一連の街頭行動にはこれまでにない数の高校生が参加した。そして夏休み明けから格的な学内活動が始まる。10月以後は、毎週のように高校のバリ

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  • 僕はみんなで新型コロナの不安を共有する社会を選ぶ - 赤木智弘|論座アーカイブ

    僕はみんなで新型コロナの不安を共有する社会を選ぶ ウイルスにおびえ経済をぶっ壊して貧しい人をどんどん地獄へおくるのか 赤木智弘 フリーライター 4月7日、ついに「緊急事態宣言」が発せられるようだ。もう新型コロナウイルスの話は大半の人が聞き飽きているかと思うが、あえて書く。 最初、中国で新型コロナが発生したと聞いたときは、まだ「中国の奇病」という意識しか無く、日中の人にとって完全に他人事だった。しかしその後、クルーズ船の寄港や武漢からのチャーター便の帰還等の話題がニュースの中心となり、市場の混乱から株価が下がり始め、マスクの品不足が発生した。 自粛ムードも限界だ 菅官房長官は2月12日の記者会件で「来週以降、マスク不足が緩和される見通し」などと語ったが、4月になった今も安定供給の見通しは立っていない。 安倍総理大臣は2月26日には大規模なイベントに対して自粛を要請。翌27日には全国の学校に

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  • 「和牛商品券」という愚策が提案されてしまった理由 - 山下一仁|論座アーカイブ

    「和牛商品券」という愚策が提案されてしまった理由 現在の農政劣化を象徴する前例なき政策提案。どうしてこんなことに…… 山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 安倍首相は3月15日の記者会見で、コロナウイルス対策として「日経済を再び確かな成長軌道へと戻し、皆さんの活気あふれる笑顔を取り戻すため、一気呵成(いっきかせい)に、これまでにない発想で、思い切った措置を講じてまいります」、24日の参院財政金融委員会でも「前例にとらわれず一気呵成に思い切った措置を講じて強大な経済政策を実施する」と述べている。その政策の内容は十分に伝わってこないが、いつものように、威勢の良い言葉である。 自民党の「和牛商品券」提案 これに意を強くしたのだろう。自民党農林族議員から、“これまでにない発想で”、“前例にとらわれ” ない “思い切った措置” として、国産牛肉の商品券を交付することが提案された。 自民党

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  • スクリーンで「スター・三島由紀夫」は輝いている - 中川右介|論座アーカイブ

    スクリーンで「スター・三島由紀夫」は輝いている 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』から自決への道 中川右介 編集者、作家 新型コロナのおかげで、映画館はどこもすいているのに、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』は公開初日の3月20日に日比谷で見たが満席だった。 映画館の周辺も、ロビーも客席も、マスクをしている人ばかりなので、まるで「集会」に来たみたいだった。この時期に公開するのは数カ月前に決まっていたはずだから、みんながマスクをつける状況になったのは偶然なのだが、天に意思があるかのようだ。 三島は終始、楽しそうだった 1969年5月13日に、三島由紀夫が東大駒場キャンパスで、東大全共闘と討論会を開いたことは有名で、その翌月には新潮社がにしている(後、角川文庫『美と共同体と東大闘争』)。したがって、討論会の中身は、「この映画によって初めて全貌が明らかになった」わけ

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  • 元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】  - 中川右介|論座アーカイブ

    元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】 事故のリアリティはよく出ている。ただし描かれていないことも多い 中川右介 編集者、作家 東京電力福島第一原発事故から9年。事故対応にあたった原発職員たちの苦闘を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が公開されている。映画の中の内閣総理大臣は、怒鳴り散らすだけで役に立たない、ある種の「悪役」として登場しているのだが、当の菅直人元首相は自身のブログなどで「よく出来た映画だ」と、意外にもこの映画を好意的に評価している。菅元首相の著書『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』(幻冬舎新書)も担当した編集者・評論家の中川右介さんが、その真意と事故当時の模様を改めて聞いてみた。 「たしかに、私も大声を出しました」 ――3.11の原発事故を扱った映画は、いくつかありますが、事故の様子をこれだけリアルに再現

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  • 日本人には理解が難しい中東のムスリムの本質 - 酒井吉廣|論座アーカイブ

    2月23日付朝日新聞デジタル版「イラン選挙、保守強硬派が躍進、米との対立より先鋭化か」は、米国による経済制裁とソレマイニ司令官殺害という二つのプレッシャーでイランが混乱している様子と、保守強硬派が勝利を拍手で祝う西洋的な行為を戒めたこと、の二つが描かれている。 多様なムスリムの世界 中東には、親米のアラブ首長国連邦やサウジアラビア等の穏健産油国がある一方、シリア、イラクなど紛争の続く国もある。いずれもアラブ人・イスラム教徒(=イスラム教徒を意味する「ムスリム」という単語があるので、稿では「ムスリム」と呼ぶ)の国だ。内紛には、国により違いがあるものの、米国、ロシア、イランが介入している。 ただし、1947~73年にかけては、これらアラブ諸国は協力してイスラエルとの四度の中東戦争戦った経験を持つ。また、2001年の9・11テロ以降は、過激派が欧米キリスト教国にテロを行っており、ここでは「ムス

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  • 史上空前の論文捏造事件のどんでん返し - 岩佐義宏|論座アーカイブ

    史上空前の論文捏造事件のどんでん返し 捏造は許されないが、論文は物理学の発展を先取りしていた? 岩佐義宏 東京⼤学⼤学院工学系研究科教授 「史上空前の捏造(ねつぞう)」と言われた米国ベル研究所の論文捏造は、今世紀初頭、ほぼ20年前に起こった。次々に発表された画期的な発見のすべてが捏造だったという特異な事件だった。だが、その後の経過がまた驚くべき道筋をたどっていることは、あまり知られていないのではないか。実は、彼の「発見」が次々と確かめられているのである。筆者自身、彼の報告の中心的成果の一つを実現させた。その結果、この分野の研究がさらに広がっている。科学とはこのように進むものなのか。物質科学の分野で起きたこの事件について、半分当事者という立場から振り返ってみたい。 2年間で50報以上を第1著者として出版 ベル研究所の研究員だったヤン・ヘンドリック・シェーン氏は2000~2001年に、有機材料

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  • 女性科学者はどんな目にあっているのか〈上〉 - 加藤万里子|論座アーカイブ

    女性科学者はどんな目にあっているのか〈上〉 天文学者として生き残ったわたしの#Me Too 加藤万里子 慶應義塾大学教授(天文学) 外国での #Me Tooの盛り上がりにくらべ、日では自分の被害をカミングアウトする人が少ないと言われている。女性科学者は特にそうだ(WEBRONZAの粥川準二:研究者たちの「#Me Too」や樫村愛子:共感を通した支援、連帯を示した#MeToo運動、など)。私にはその気持ちがよくわかる。表沙汰にすると叩かれるからだ。心身ともに落ち込んでいる時、加害者側からの報復や組織の反撃はこたえる。一度被害を受けると心の傷はなかなか癒えない。実は私も20年前の事件をいまだに引きずっている。でも女性科学者がどんな目にあっているのか、何も言わなければ被害があること自体が隠されてしまう。そこで私もセクハラ・サバイバーとして、#Me Too することにした。 猿橋賞受賞者たちの苦

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