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ブックマーク / www.kyoto-up.or.jp (14)

  • 七三一部隊と大学(吉中 丈志 編)| 京都大学学術出版会

    七三一部隊創設者の石井四郎を筆頭に,大学が送り出したエリート研究者たちは細菌戦と毒ガス戦のために中国・ハルピンで人体実験を行った。彼らはなぜ易々と倫理を踏み越えたか? 戦後も医学界が一様に口を閉ざす中,書は大学所蔵資料や米軍の記録から,巻き込まれただけではない組織の姿を浮き彫りにする。歴史と倫理に向き合う意味を問う。 編者: 吉中丈志(よしなか たけし) 公益社団法人京都保健会理事長,京都大学医学部臨床教授。京都大学医学部卒。主な著作に,『いのちの証言・二硫化炭素中毒――ラマツィーニ,現代によみがえれ』(かもが わ出版,2016年),『ガイドライン外来診療2007――今日の診療のために』(共著,日経メディカル開発,2007年)などがある。 第Ⅰ部 楊彦君(Yan-Jun Yang) 侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館教授。「戦争と医学医療研究会」会員。侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館副館長,ハ

    七三一部隊と大学(吉中 丈志 編)| 京都大学学術出版会
  • 論理学体系 4(J.S.ミル/江口 聡・佐々木 憲介 編訳, 近代社会思想コレクション 28)| 京都大学学術出版会

    19世紀イギリスの思想家J.S.ミルの最初の著作『論理学大系』(初版1843年)の全訳(全4冊)。帰納に基づいた推論を提唱する科学方法論史上の古典。近年の研究成果を踏まえた新訳を提供する。 訳者紹介 江口 聡(えぐち さとし)[編者] 京都女子大学現代社会学部教授 主な著訳書 『生命倫理学と功利主義』(共著、ナカニシヤ出版、2006年)、ジョン・ヌーナンほか『妊娠中絶の生命倫理』(監訳、勁草書房、2011年)、『情報倫理学入門』(共著、アイ・ケイコーポレーション、2012年/〔改訂新版〕2014年) 佐々木 憲介(ささき けんすけ)[編者] 北海道大学大学院経済学研究院特任教授 主な著訳書 『経済学方法論の形成――理論と現実との相剋 1776-1875』(北海道大学図書刊行会、2001年)、『イギリス経済学における方法論の展開――演繹法と帰納法』(共編著、昭和堂、2010年)、『イギリス歴

    論理学体系 4(J.S.ミル/江口 聡・佐々木 憲介 編訳, 近代社会思想コレクション 28)| 京都大学学術出版会
  • 中華と対話するイスラーム(中西 竜也, プリミエ・コレクション 37)| 京都大学学術出版会

    かつてアジアの各地から中国にやってきたムスリム移民の末裔は、時々の政治的・社会的状況に翻弄されながらも、イスラームの信仰を固守して独自の共同体を維持した。そこには、マイノリティとしての生死を賭けた、彼ら中国ムスリムの知的奮闘があった。いかにしてイスラームを、中国伝統思想、ひいては中国社会の現実と調和させるか?「中国的イスラーム」の実像に迫る。 『読売新聞』2013年5月19日朝刊「のよみうり堂」、評者:杉山正明氏 週刊『エコノミスト』2013年5月21日号「歴史書の棚」、評者:加藤徹氏 『東洋史研究』第72巻第4號、82-102頁、評者:三浦國雄氏 『イスラーム世界研究』第7巻(2014.3)、544-546頁、評者:松耿郎氏 『京都新聞』2014年5月19日付、文化面「越境者たち--知の現場から2」 『宗教研究』第88巻第1輯、190-195頁、評者:竹下政孝氏 『イスラーム地域研

    中華と対話するイスラーム(中西 竜也, プリミエ・コレクション 37)| 京都大学学術出版会
  • コスモポリタニズムの起源(川本 愛 著, プリミエ・コレクション 99)| 京都大学学術出版会

    愛(かわもとあい) 1986年東京都に生まれる。パリ第4大学修士課程(Master 2)修了 京都大学文学研究科博士後期課程研究指導認定退学 京都大学博士(文学) 主な著訳書 『権利の哲学入門』(共著,社会評論社,2017年),「ストア派の倫理学における行為と規則について」(『西洋古典学研究』63号,2015年),『メルロ=ポンティ哲学者事典第1巻』(翻訳協力,白水社,2017年)など。 凡 例 序 章 現代と古代のコスモポリタニズム 現代の「コスモポリタニズム」はいったい何を主張しているのか? 過激なコスモポリタニズムの衰退 私たちはある種の過激なコスモポリタニズムを 必要としているのではないだろうか? ストア派のコスモポリタニズム――先行研究 書の構成 ストア派とその時代 第1章 知者と愚者,人間の社会的自然性 1 知者と愚者 1―1 知と無知,徳と悪徳 1―2 「知者だけがX

    コスモポリタニズムの起源(川本 愛 著, プリミエ・コレクション 99)| 京都大学学術出版会
  • 今からはじめる哲学入門(戸田 剛文 編, 学術選書 087)| 京都大学学術出版会

    なんだか難しそうな哲学。中身は分からなくても、漠然と難しそうにみえる哲学。しかし、哲学することはなにも特別な行為ではない。哲学が扱うのはどれも実は身近な問題ばかりである。ニュースなどで見かける問題、人と話すときに話題にするようなこと、実はそこに哲学が隠れている。書は、これを手がかりにさらに読者なりに考えを深めるための道具箱のようなものである。カントいわく、哲学は学べない。読者はこれをヒントに自分で考える。そこに哲学が存在する。 戸田 剛文 (とだ たけふみ)[編者・第2章] 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授 主な著訳書に『バークリ―観念論・科学・常識』(法政大学出版局、2007年)、『世界について』(岩波ジュニア新書、2011年)、『哲学するのになぜ哲学史を学ぶのか』(編著、京都大学学術出版会、2012年)。翻訳として、ジョージ・バークリ『ハイラスとフィロナスの三つの対話』(岩波文

    今からはじめる哲学入門(戸田 剛文 編, 学術選書 087)| 京都大学学術出版会
  • 学術書を書く(鈴木 哲也・高瀬 桃子 著)| 京都大学学術出版会

    【推薦】佐藤文隆氏(元日物理学会会長・京都大学名誉教授) ネットの整備と高等教育の変革の中で,学術出版や研究機関の情報サービスも転 換が迫られている.オンライン化の無秩序な進行は同時に多様な editing,研究機関のリポジトリ,特化したテーマでのグローバルな結びつき,などの新たな可能性を生んでいる.書はこの学術出版環境 の大きなうねりの考察と,これを新たな知の構築に結ぶ実践的な教習である.大学出版会にながく関わった執筆者のユニークな視点は,黒子が表に出た感もある指南書だ.論文が読まれない,研究が理解されないと嘆く前に,書を読んで欲しい. “Publish and Perish”──ただ書いても評価されない時代に,読まれるものをどう書くか。学術コミュニケーションの変遷とその質的問題まで立ち返って,読者の措定,編成と記述の在り方,読まれるための演出の方法など,原理的・実践的に論じた

    学術書を書く(鈴木 哲也・高瀬 桃子 著)| 京都大学学術出版会
  • 暴力と適応の政治学(岡本 正明, 地域研究叢書 30)| 京都大学学術出版会

    『朝日新聞』2015.8.2付「読書面」、評者:吉岡桂子氏 『東南アジア研究』53巻第2号(2016年1月)、287-289頁、評者:永渕康之氏 『アジア経済』Vol.57 No.2、96-100頁、評者:木場紗綾氏 『アジア・アフリカ地域研究』2016年 第16-1号、87-90頁、評者:森下明子氏 岡 正明(おかもと まさあき) 京都大学東南アジア研究所准教授。東南アジア地域研究専攻。 1971年,兵庫県生まれ。1994年,京都大学法学部(比較政治学専攻)卒業。 1999年,京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻博士後期課程研究指導認定退学。2001年,国際協力事業団(JICA)長期派遣専門家。 2003年より現職。 主な著作に 「インドネシアにおける地方政治の活性化と州「総督」の誕生—バンテン地方の政治:1998—2003」,『東南アジア研究』第34巻第1号,3—25

    暴力と適応の政治学(岡本 正明, 地域研究叢書 30)| 京都大学学術出版会
  • ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀(樺山 紘一, 学術選書 070 諸文明の起源 10)| 京都大学学術出版会

    ヨーロッパ近代文明を概観し、その誕生の様相を全体として跡づけることは、通例の歴史記述では至難であるが、それを可能にした文化資料がある。巨大な覇権国家スペインから独立を勝ち取ったオランダの「黄金世紀=17世紀」がもたらした、ユニークで豊かな絵画作品群である。市民絵画ともいうべき特異な流派が描く風景画・静物画・肖像画・生活風俗画から、来たるべきヨーロッパ近代文明の開放的な諸相が垣間見られる。 『日経済新聞』2015.8.2付朝刊「読書面」、評者:川北稔氏 『図書新聞』2015.11.7付、評者:植田隆氏 『歴史と地理 世界史の研究245』(2015.11)、65頁、評者:真柴晶彦氏 『史學雜誌』第125編第11号、106-107頁、評者:深谷訓子氏 樺山 紘一(かばやま こういち) 印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専門は、西洋中世史(フランス中世史)、西洋文化史。 1941年東京都生まれ。

    ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀(樺山 紘一, 学術選書 070 諸文明の起源 10)| 京都大学学術出版会
  • 徳・商業・文明社会(坂本達哉・長尾伸一 編)| 京都大学学術出版会

    古代から綿々と論じられてきた「徳」と近代の現実である「商業」とが緊張をはらみつつ複雑に交錯しながら成立し拡大していった「文明社会」の質を、J・ポーコックらによって刷新された20世紀後半の思想史研究の成果を踏まえつつ、社会・政治・経済の思想史の側面からテクストとコンテクストの相互作用に着目して描き出す。 [編者] 坂達哉(さかもと たつや) 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日学術振興会海外特別研究員,慶應義塾大学経済学部助手・助教授を経て,1996年より慶應義塾大学経済学部教授。 主著に,『ヒュームの文明社会』(創文社),『ヒューム 希望の懐疑主義』(慶應義塾大学出版会),『社会思想の歴史』(名古屋大学出版会)。 長尾伸一(ながお しんいち) 京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部助手・講師・助教授,広島大学経済学部助教授,名古屋大学経済学

    徳・商業・文明社会(坂本達哉・長尾伸一 編)| 京都大学学術出版会
  • 知のバリアフリー(嶺重 慎・広瀬浩二郎 編/京都大学障害学生支援ルーム 協力)| 京都大学学術出版会

    ようやく制度として大学に根付きつつある障害者支援。その最前線を担う当事者の報告と問題提起から見えてくるのは,「健常者」基準で成り立つ学問そのものの限界だった。「障害」を切り口にして初めて見えてくる新たな知が,人間の可能性を大きく拡張する。大学での障害を通じた学びの過去・現在から未来を見据え,新たな知のあり方を発信する。 『産経新聞』2014.12.25朝刊 京都面 『全私学新聞』2015.1.13 『毎日新聞』2015.1.18朝刊 京都面 NHKハートネットTVブログ--「知のバリアフリー」で学びを拡げる! 『点字毎日 活字版』2015.1.29「図書室」 『朝日新聞』大阪社版 2015.2.3 夕刊「文化面」 『ノーマライゼーション』2015年2月号、63頁、評者:杉野昭博氏 『毎日新聞』2015.3.1「今週の棚」 (五十音順、矢印は担当執筆箇所) 【編者】 広瀬 浩二郎(ひろせ

    知のバリアフリー(嶺重 慎・広瀬浩二郎 編/京都大学障害学生支援ルーム 協力)| 京都大学学術出版会
  • 男子の権力(片田 孫 朝日 著, 変容する親密圏/公共圏 10)| 京都大学学術出版会

    小学校低学年児童の4人に1人が利用している学童保育施設で子どもたちはどんな生活現実を生きているのか。ある施設での参与観察をもとに子どもたちの遊びや会話に着目して描き出す。勝負へのこだわり、ふざけた規則違反…。個性を尊重する児童中心主義の保育は男子支配を助長しないか。ジェンダーに敏感な視点を取り入れることを提案する。 『ふぇみん』No.3081, 2015年2月25日 『教育学研究』第82巻第4号(2015年12月)、601-603頁、評者:結城恵氏 『ソシオロジ』185, 第60巻第3号(2016年2月)、162-170頁、評者:澁谷知美氏 片田 孫 朝日(かただ そん あさひ) 灘中学校・高等学校教諭。 京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻博士学位取得。 主な著作: 「社会的スキルとしての男性性:学童保育所における男子集団の遊びにおける相互行為の分析から」(『ソシオロジ』148, 20

    男子の権力(片田 孫 朝日 著, 変容する親密圏/公共圏 10)| 京都大学学術出版会
  • 京都大学学術出版会:プリミエ・コレクション

    シリーズタイトルは,「若い知性のデビュー作」を意味します。大学院重点化以降、新しい活況を呈した研究領域の最新作を京都大学の出版支援制度を受けて刊行しています。シリーズからは,渋沢・クローデル賞,サントリー学芸賞をはじめとした数々の受賞作が生まれています。

  • イスラームの神秘主義(嶋本 隆光, 学術選書 066)| 京都大学学術出版会

    イスラームの神秘主義(スーフィズム)は、イスラームの智慧の質を開示する。なかでも、独自の発展を遂げたペルシアの神秘詩においてたくみに表現されている。この真実にいくらかでも肉薄することがなければ、イスラームの根思想は理解できない。書では、イラン(ペルシア)を中心にイスラーム世界の人びとに愛される神秘詩人ハーフェズの詩を取り上げ、詩の裏に隠された宗教的メタファーを読み取り、平明な解説を加える。 嶋 隆光 (しまもと たかみつ) 1951年生まれ. 大阪外国語大学ペルシア語学科卒業. UCLA歴史学科大学院修了. 現在,大阪大学教授. 専攻はイスラーム現代思想で,イスラームのシーア派に関する日でも有数の研究者である. 【主な著訳書】 『シーア派イスラーム——神話と歴史』(学術選書,京都大学学術出版会) 『イスラーム革命の精神』(学術選書,京都大学学術出版会) 『人々のイスラーム——その

    イスラームの神秘主義(嶋本 隆光, 学術選書 066)| 京都大学学術出版会
  • 亜寒帯植民地樺太の移民社会形成(中山 大将, プリミエ・コレクション 46)| 京都大学学術出版会

    北海道新聞』2014年6月8日、13面(書評欄「の森」)、評者:中舘寛隆氏 『日歴史』804号、2015年5月1日、111-113頁、評者:三木理史氏 『村落社会研究ジャーナル』51(2019年10月)、24-25頁、評者:木村健二氏 中山 大将(なかやま たいしょう) 北海道大学スラブ研究センター所属,日学術振興会特別研究員PD。京都大学博士(農学)。専門は農業社会史,歴史社会学,境界研究。1980年北海道生まれ,札幌開成高等学校卒業(2000年3月),京都大学農学部料・環境経済学科入学(2001年4月),京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻博士課程修了(2010年3月),京都大学大学院文学研究科GCOE研究員を経て現職(2012年4月より)。 主な研究業績 『植民地樺太の農業拓殖および移民社会における特殊周縁的ナショナル・アイデンティティの研究』京都大学大学院農学研究科

    亜寒帯植民地樺太の移民社会形成(中山 大将, プリミエ・コレクション 46)| 京都大学学術出版会
    fromAmbertoZen
    fromAmbertoZen 2014/04/11
    「しかし「ほぼ何でもあり」のケーブルテレビ専門チャンネルの世界にいるコルベア氏を、一定の制約のある地上波の番組に起用することで、CBSはリスクを抱えることになる」
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