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ブックマーク / apesnotmonkeys.hatenablog.com (100)

  • 『蚕の王』 - apesnotmonkeysの日記

    火曜日 -安東能明『蚕の王』中央公論新社、2021年 戦後まもない1955年に静岡県で起きた二俣事件を題材とした小説。名前こそ仮名になっているが「昭和の拷問王」も登場する。冤罪被害者の雪冤に尽力したとして清瀬一郎がかなり美化されている点はかなり鼻白むものもあるが(占領期に旧植民地出世員者から選挙権を剥奪すべく活動した政治家の1人が清瀬)、冤罪被害者の視点を重視すればそういう描写になってしまうのはやむを得ないのだろうか。

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  • 『殺人の追憶』と虚偽自白 - apesnotmonkeysの日記

    水曜日 ポン・ジュノ&ソン・ガンホの名コンビによる『パラサイト』がオスカー四冠獲得ということで、記念に。 ポン・ジュノ監督の出世作であるこの映画では、取り調べの様子が詳しく描かれる被疑者が三人登場し、そのうち二人が“虚偽自白”をします。 二人目の被疑者が殺害の様子を“自白”するシーン。浜田寿美男流に言えば「犯人になる」つもりにはなったものの殺害に用いた凶器を知らない被疑者に対して、ソン・ガンホ演じるパク刑事が手を胸にあてるしぐさをします。 これを見た被疑者が「ブラジャー(で絞めた)」と供述するわけです。現在のように取り調べが録画されていれば別ですが、録音していても痕跡の残らない誘導です。 最初の被疑者、知的障害があるクァンホの場合。殺害の様子を突然語り始める被疑者。ソウルから来たソ刑事はパク刑事が筋書きを暗記させたのだと思ってとりあわなかったのですが、捜査が行き詰まり疲れ果てた二人の会話の

    『殺人の追憶』と虚偽自白 - apesnotmonkeysの日記
  • 『目撃証言の心理学』 - apesnotmonkeysの日記

    厳島行雄・仲真紀子・原聰、『目撃証言の心理学』、2003年、北大路書房 書で紹介されているアメリカの誤判研究によれば、調査対象とした205件のうち実に100件が目撃者の誤った識別(犯人でないひとを犯人であると識別してしまうこと)によるものだという。この結果がそのまま日にも当てはまるとはもちろん限らないが、「目撃者証言に関する基礎的かつ幅広い入門書」(「序」より)として目論まれた書を読めば、目撃者からの聴取や犯人識別、また裁判における目撃証言の評価といったプロセスがはらみうる危険性は直ちに了解できるだろう。 最近何度かとりあげた「面通し」の問題も書で扱われている。著者らによれば日の警察が一般的に行なっている「単独面通し」は誤識別につながりやすく、好ましくないものだという。ではなぜイギリスやアメリカでは手続きが標準化されている複数人でのラインアップ方式が用いられないのだろうか。私が危

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  • 「ガラパゴスと評されている」ことは認識できても「ガラパゴスである」ことが認識できなくなっている…… - apesnotmonkeysの日記

    火曜日 -毎日新聞 2020年1月22日 「大津園児死傷 地裁、被告の保釈取り消し 論告求刑やり直しの見通し」 このニュースにはさすがに驚きました。「起訴内容を争う」とはいっても事故を起こしたこと自体を否認しているのではなく、先行する報道によれば事故に巻き込まれた「直進車の過失について新たな主張をしたい」とのことにすぎません。被告人の言動はワイドショー的な関心を掻き立てるようなものであるようですが、保釈取り消しはいかなる意味でもペナルティーであってはならず、単に捜査や公判維持の便宜のためにしかあってはならないことです。 カルロス・ゴーンによって日の「人質司法」への国際的な関心が高まっているときにこのような決定が下ることは、日が「人質司法」への批判に対して開き直っているというメッセージを国際社会に送ることになるでしょう。 ゴーンの逃亡をうけて、マスメディアでは日の刑事司法が「ガラパゴス

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  • 牧野雅子氏インタビュー記事 - apesnotmonkeysの日記

    日曜日 -弁護士ドットコムニュース 2019年12月24日 出口絢「痴漢冤罪の責任は、女性にあるのか? まず目を向けるべきは「ずさんな捜査」の問題だ」 『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)の著者で先日『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(エトセトラブックス)を上梓した牧野雅子氏のインタビュー記事が弁護士ドットコムに掲載されています。「痴漢冤罪」については当ブログでも痴漢が捜査当局にも“軽微な犯罪”と認識されていることが主たる原因であって痴漢被害者と「痴漢冤罪」被害者との間に対立があるかのように考えるのは誤りであるという趣旨のことを書いてきましたが、このインタビューでも「痴漢冤罪の問題は、警察や検察のずさんな捜査が問題であり、女性のせいにすることは捜査機関の問題を正当化することに繋がっています」とされています。 また、『刑事司法とジェンダー』の問題意識の延長線上にあると思われ

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  • さらっと恐ろしいことが…… - apesnotmonkeysの日記

    -Yahoo!ニュース 2019年12月2日 「刑法の性犯罪に関する規定、さらなる見直しが必要か」 強制性交等罪など性犯罪に関する構成要件をさらに見直すべきかどうかについては今回は触れません。ここでとりあげたいのは見直し慎重派の宮田桂子弁護士の発言中にあった一節です。 2017年の刑法改正にあたり、私は法制審議会刑事法部会で委員を務めましたが、この改正自体、必要なかったと考えています。強姦罪から強制性交等罪へ変わったとき、法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上げられました(準強制性交等罪も同じ)。これによって、判決に執行猶予が付けるのが困難になりました。 刑の下限が5年だと、酌量できる事情がないと執行猶予がつけられません。酌量の余地のある殺人はありますが、性犯罪ではまず考えられません。裁判官が無罪判決を出すのは勇気がいります。以前なら執行猶予でお茶を濁せました。改正後の無罪判決には、法定刑

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  • 全方位にひどい裁判 - apesnotmonkeysの日記

    火曜日 ・東スポWeb 2019年01月26日 「とSEXできず性犯罪に走った夫 判決に垣間見えた女性たちの思い」(http://archive.fo/8jEiy) SNSで散々っぱら非難されていた判決。なにぶん東スポの記事なので実際の裁判よりゲスく見えている可能性もありますが。 しかし結果としてこのような弁護戦術が奏功したと言ってよい以上、被告人やその家族にはどうしたってこのような証言をする動機が生じてしまいます。なんといっても取調べ〜裁判の過程で“反省”しているように見えるかどうかが量刑を大きく左右しますし。指摘されているのは見かけませんでしたが、「保釈申請を選ばず、反省のために拘置所で4か月過ごした点も評価された」というのも、もしそれが当ならば大問題です。拘置所は“反省”のために設けられている施設ではないのに、被告人の当然の権利が主張しづらい構造が刑事裁判の中にできあがっているこ

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  • Web世界「袴田事件特集」 - apesnotmonkeysの日記

    岩波書店の月刊誌『世界』のウェブマガジン「WEB世界」が「袴田事件特集」を組んでいます。現時点で、4のコラムが掲載されています。 大崎事件への取り組みで知られる鴨志田裕美弁護士は、東京高裁の決定やその報道において焦点化されたDNA鑑定ではなく、“履けないズボン”のタグに関する検察の嘘などの「手続的不正義」に的を絞り、それだけでも再審開始の理由になると指摘されています。

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  • 食卓への影響? あるでしょ! - apesnotmonkeysの日記

    朝日新聞DIGITAL 2016年5月2日 ウナギとマグロ、輸出入規制回避へ 卓に影響なし 絶滅したら卓から消えますな。影響ありますな。規制なんかよりよっぽどでかい影響ですよ。なにしろとりかえしがつかないんだから。 しかし「ニホンウナギは乱獲などで養殖に必要な天然稚魚が激減」「太平洋クロマグロは、海を回遊する成魚が1995年から12年までに約7割減少」なんてことが書いてある記事に「卓への大きな影響はひとまず避けられそうだ」なんてあるのはもはやホラーというべきでしょう。

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  • 「自白」が「具体的で迫真性に富ん」でいるのはあたりまえ - apesnotmonkeysの日記

    2005年に発生した旧今市市の女児殺害事件に関して昨日下った無期懲役判決について、報道では被告人の捜査段階の自白について「想像に基づくものとしては特異ともいえる内容が含まれている。体験した者でなければ語ることのできない具体的で迫真性に富んだ内容だ」(4月8日の『朝日新聞』)と評価された、などとされています。 この裁判については詳しくフォローしていたわけでもありませんので「冤罪だ」と主張するものではありませんが、「具体的で迫真性に富んだ内容」云々という評価が独り歩きしてしまう(自白が「具体的で迫真性に富んだ内容」なら有罪にしてよい、という印象を与えてしまう)ことには危惧を覚えます。取調官がまとめる自白調書が「具体的で迫真性に飛んだ内容」になるのはある意味あたり前だからです。以前に『供述調書作成の実務』という書籍をとりあげたことがありますが、それには次のような“心得”が書かれています。 捜査は

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  • ウニを100円で食えなきゃダメですか? - apesnotmonkeysの日記

    私の知るかぎり、マスメディアでニホンウナギの“代役”ウナギが大々的にとりあげられる嚆矢となったのがテレ東系列で放送されている「ガイアの夜明け」なのですが、8月23日放送分はウニとクロマグロのコンボ! 日人が大好きな寿司ネタである、ウニとマグロ。世界の生産量のうちの多くが、日で消費されている。しかし近年は世界的な材争奪戦や気候変動による不漁などによって、こうした材の確保が難しくなっている。そんな中、これまでの仕入れのやり方を見直し、生産地に日技術を持ち込むことで、日人が求める味を確保しようという動きが活発になっている。そうした新たな材調達の現場を追った。 前半は、回転寿司チェーンのスシローが1貫100円で出すウニを仕入れるために、ペルーまで行って水産加工場の処理プロセスを改善、というお話。「どうせ喰うなら旨く喰おうぜ」で結構なはなしと思われるかもしれないが、値段が安くなればカ

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  • 放送予定:「永山則夫 100時間の告白〜封印された精神鑑定の真実〜」 - apesnotmonkeysの日記

    もっぱら虚偽自白の問題をとりあげる際に用いてきた「自白の研究」タグですが、これも広い意味では「自白」に関係する話題だ、ということで。 NHK Eテレ 2012年10月14日(日) 午後10:00〜午後11:30 ETV特集「永山則夫 100時間の告白〜封印された精神鑑定の真実〜」

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  • FNSドキュメンタリー大賞「死刑囚と姉」 - apesnotmonkeysの日記

    2016/06/22(水) 26:25〜 「FNSドキュメンタリー大賞・死刑囚と姉―袴田事件50年―」 素人目にもいまだ長期間の拘禁の影響が残る袴田さんだが、番組内でもナレーションで指摘されていたように、はやり釈放直後とは表情からして違う。いまさらながら、再審開始決定と同時に釈放命令が下ったことの重要さを感じた。 なおこの番組では虚偽自白の心理について浜田寿美男氏や高木光太郎氏のコメントではなく、日評論社から刊行されている『なぜ無実の人が自白するのか―DNA鑑定は告発する』(S・ドリズィン、R・レオ)が援用されていた。訳者は現在、アダルト・ビデオへの出演強要問題を告発してちょっとした時の人となっている伊藤和子弁護士。 ただ、袴田事件における「虚偽自白の心理」としては特に問題のない説明だったが、任意の取り調べの段階や逮捕からまもなく起きる虚偽自白のケースについては誤解を与えてしまわないかな

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  • ヘイトスピーチ対策法成立にあたって - apesnotmonkeysの日記

    私が民族差別や性差別を扇動、助長する表現の法的規制に反対しない理由については、当ブログで「表現の自由、キリッ」問題として述べてきた通りです。「恣意的な取り締まり」等を理由として反対する論者の主張があまりに具体性を欠いており、まじめに相手をするに値するものにほとんど出会わなかったからです。 勘違いしてもらっては困るのですが、私は警察が法律を恣意的に運用して市民運動等を弾圧する恐れがない、と言っているのではありません。当ブログの読者の方であればご承知いただいているかと思いますが、公安警察の別件逮捕、微罪逮捕に関しては度々批判的な記事を書いてきました。ではなぜか? それはヘイトスピーチへの法規制がなくてもすでに現に警察は恣意的な弾圧をしているから、です。ヘイトスピーチの違法化は、せいぜい使える手段をひとつ増やすに過ぎません。逆にいえば、ヘイトスピーチの違法化を阻止したとしても、たかだか「使える手

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  • 橋下徹 vs. 『新潮45』訴訟高裁判決について - apesnotmonkeysの日記

    朝日新聞デジタル 2016年4月22日 橋下氏、新潮社に逆転敗訴 大阪高裁 [PR] 橋下徹・前大阪市長は「演技性人格障害」などと書いた月刊誌「新潮45」の記事で名誉を傷つけられたとして、橋下氏が発行元の新潮社(東京)と筆者の精神科医・野田正彰氏に1100万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が21日、大阪高裁であった。中村哲(さとし)裁判長は、記事は意見や論評の範囲内と判断。110万円の賠償を命じた一審判決を取り消し、橋下氏の訴えを退けて逆転敗訴とした。 同誌は、橋下氏が大阪府知事時代の2011年11月号で「大阪府知事は『病気』である」とする野田氏の記事を掲載し、高校時代の橋下氏について「うそを平気で言う」などの逸話を紹介。「演技性人格障害と言ってもいい」と書いた。高裁判決は、記事は当時の橋下氏を知る教員への取材や資料に基づいて書かれ、新潮社側には内容を真実と信じる相当の理由があり、公益目的

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  • 石原慎太郎が“ロッキード陰謀論”を唱えていたとのこと - apesnotmonkeysの日記

    田中良紹、「石原慎太郎著『天才』に書かれたロッキード事件の大ウソ」 「独自の資源外交」がアメリカの怒りを買って……というド定番のあれです。この手の陰謀説の非合理性は上の記事で的確に指摘されているのでここで繰り返すまでもないでしょう。そういえば今年はロッキード事件発覚から40年になるんですね。これくらい前の事になると人々の記憶も曖昧になるもので、田中が首相を退陣したのはロッキード事件のせいだと勘違いしているひともちょくちょく見かけます。実際には田中が辞職したのはロッキード事件とは無関係の、『文藝春秋』に掲載された2のルポがきっかけでした。せいぜいのところ、ロッキード事件は田中の首相返り咲きを阻んだにすぎません。しかも当時の情勢として“ロッキード事件さえなければ返り咲きは確実”というわけでもありませんでした。 長い間ロッキード陰謀論は対米追随を「しかたない」と合理化する機能を果たしてきたわけ

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  • 『恵庭OL殺人事件』 - apesnotmonkeysの日記

    (自白のない事件ですが、便宜上「自白の研究」タグを用いています) 伊東秀子ほか、『恵庭OL殺人事件 こうして「犯人」は作られた』、日評論社、2012年 2000年5月に北海道で発生したいわゆる恵庭OL殺人事件の冤罪疑惑については、不勉強であったため、一昨年の再審請求棄却に際して簡単なエントリを書いただけでした。昨年の秋に『ニッポンの裁判』(瀬木比呂志、講談社現代新書)を読んでいるとこの事件が紹介されており、かなり冤罪疑惑が濃いように思えたので、瀬木氏が援用していた文献を読んでみることにしました。主著者は事件の弁護人の1人、被疑者段階から関わってきた弁護団の中心といってよい人物。 あくまで弁護側の視点から書かれているだということを念頭においたとしても*1警察および検察の捜査活動、および公判活動に相当な問題がある――それこそ、無罪でなかったとしても批判を免れることはできないレベルで――こと

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  • これでは左派が支持しないのは不思議でもなんでもないのでは? - apesnotmonkeysの日記

    これで何度目か知りませんが、私はインフレターゲット政策それ自体についてネガティヴなことを言ったことはない、ということを最初に断っておきます。 朝日新聞 2015年2月16日 左派こそ金融緩和を重視するべき 松尾匡・立命館大教授 聞き手(福田直之記者)が疑問をぶつけてそれに松尾氏が答える、という体裁の記事なのですが……。以下、強調はいずれも引用者によるものです。 「人々が将来物価が上がると思えば、名目金利から予想インフレ率を差し引いた実質金利が下がる。そうすれば設備投資が増える。来は消費が増えて、景気の拡大が支えられるべきだが消費増税のせいであまり期待できなくなった。もう一つは円安の経路だ」 理由はどうあれ、「来」あるはずの効果が出ていないというわけですね。 「ひどい不況の時、金融緩和で作ったお金は、直接には使われず銀行にため込まれてしまう。だから、そのお金が世の中に回る仕組みをつくるた

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  • 狭山事件で弁護側が新証拠提出 - apesnotmonkeysの日記

    埼玉新聞 2015年9月3日 「捜査側の改ざん明らか」狭山事件、弁護団が新証拠を提出 脅迫状を書くのに用いたとされ有罪判決の証拠の一つとなった万年筆は、その発見の経緯から「捜査当局の捏造ではないか?」と疑われてきたものです。袴田事件で言えば「5点の着衣」みたいなものですね。 弁護団の中北龍太郎事務局長によると、略図には石川さんが鉛筆で家の見取り図を示した輪郭線や、「をかてのいりぐち」と記した勝手口に当たる部分に、捜査員がペンで引いた複数の線がある。 弁護団は鉛筆とペンインクでは赤外線を吸収する性質に違いがあることを利用し、略図を赤外線で撮影。鉛筆線を強調して判別したところ、略図のペン線の下には輪郭線以外に鉛筆線はないことが分かった。 石川さんが鉛筆で描いた図を捜査員がペンでなぞった……とされていた図を調べてみたところ、鉛筆線のない部分にまでペンで加筆されていた、というのが弁護側の主張です。

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  • レイシズムは歴史だけでなく自然科学も歪める - apesnotmonkeysの日記

    産経ニュース 2015.8.3 ウナギ資源保護 意識低い中国に対応迫れ 日でコンビニ、ファーストフードチェーンが推し進めているウナギのカジュアル消費には一言も触れず、「中国でのウナギへの関心の高まり、消費拡大」をやり玉に挙げるとは、もはや日軍「慰安婦」問題関連の記事と同じ水準に達しつつあります。「水産庁は国内外のウナギ資源管理のため種々手を講じてきた」というヨイショも、中学校の教科書から日軍「慰安婦」問題についての記述が消え、河野談話発表以降に発見された文書類をネグり続けてきた日政府が「河野談話やアジア女性基金で誠実に対応してきた」かのごとく粉飾する手法を思わせます。

    レイシズムは歴史だけでなく自然科学も歪める - apesnotmonkeysの日記