日本テレビ系『笑点』では前半、落語や漫才、コントなどジャンルを問わず、芸人がネタを披露する演芸コーナーが設けられている。このコーナーに今年1月、山田邦子が芸歴40年にして初めて出演した。そこでは、まずバスガイドに扮して「右手をご覧くださいませ、一番高いのが中指でございます」というデビュー当時のギャグでジャブをかましたかと思えば、さらには中村玉緒、天龍源一郎、瀬川瑛子など話が聴き取りにくい人のモノマネで昔話「桃太郎」を語るなど、いくつかのネタを畳みかけるように披露する。その間とテンポのよさは、芸人として健在ぶりをうかがわせるに十分だった。その山田はきょう6月13日、60歳の誕生日を迎えた。 “お嬢様学校の優等生”が芸人デビューするまで 1960年、東京に生まれた山田は、学校では優等生で通し、小学3年から短大2年まで級長を務めたという(※1)。中学から短大はお嬢様学校として知られた川村学園に在