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ブックマーク / nosumi.exblog.jp (11)

  • 小保方さん関係(その8):「リケジョと割烹着」後日談【追記しました】 | 大隅典子の仙台通信

    普段、科学に関心の無い方々まで巻き込むフィーバーはいずれ(オリンピックも開幕したし)収束するとは思っていましたが、さらにハイ・インパクトな話に持って行かれるというのは想定外でした。

    小保方さん関係(その8):「リケジョと割烹着」後日談【追記しました】 | 大隅典子の仙台通信
  • フレディ・マーキュリーの歯【追記】決定的ショット追加! | 大隅典子の仙台通信

    先日の週末、仙台市内のとあるカフェにて、大きなテーブルの反対側で試験勉強らしき様子の男子大学生2名が、店内の音楽について「クイーンの曲がずっとかかっているね」「映画、見た?」「見てない……見たいんだけど」「見た方がいいよ」……というような会話をしていて、あらま、君たち、リアルタイムの頃は生まれてなかったよね?と心の中で思った。ちなみに、教科書やノートは広げていたが、彼らの視線はほとんどスマホの中だったのだけど、それは別の話。 私自身は年明けになってようやく「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行き、後半、フレディ・マーキュリーがHIV感染症であったことが明らかになったあたりから涙腺崩壊。その後、ふと気づくとクイーンのヒット曲が脳内連続再生状態となっている。きっと二度目に観に行ったら、次のシーンがわかったり、伏線となっていたシーンに気づいたりして、最初から泣けてくるに違いない。フレディがクラブに来

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  • 【さらに追記しました】新型コロナウイルスとBCG | 大隅典子の仙台通信

    想定内のことであったが、ついに東京オリンピックの開催は延期され、直後に小池都知事は都民に対して外出自粛の要請を発した。1ヶ月前と国内外の状況は大きく異なっている。もはや感染者数の世界トップは米国で、イタリアも中国を抜いた。欧州の主だった国の感染者数も日に日に増加している。日は東京で60人超え、千葉でも障害者福祉施設で、28日職員と入所者合わせて57人の感染者が報告されるなど、日にも、いわば第二波(実は第三波?ー追って別記事を書きます)のような感染者数増加が著しい。 このような国別の感染者数、死亡者数を見て、国による差が著しいことについて、多くの人々がその理由を考えている。理由がわかれば、予防に繋がると期待されるからだ。 もちろん、誰でもすぐ考えつく文化的な差異としては、COVID-19蔓延以前からのマスク着用の習慣や社交的な挨拶の仕方などがあり、さらに医療インフラの多寡なとが挙げられる

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  • 「留学すると日本に戻れない」のか? | 大隅典子の仙台通信

    NIH-Japan-JSPS Symposiumという国際会議に出席するために米国ワシントンDCに出張してきました。もともとは東日大震災後に、米国国立衛生研究所(NIH)から寄付や被災研究者受け入れの援助を頂き、昨年5月にお礼の意味も込めてNIHの研究者10数名を東北大学にお招きしてシンポジウムを行い、石巻へのツアーなども行ったのですが、今年はそれをNIHで行おうという企画でした。さらに背景にある意図としては、かつてNIH全体で300名もいたという日人研究者が、現在では200名ほどに減少しており、NIHとしてもっと多数の日人に来てほしいというがあり、日学術振興会(JSPS)も加わっているのは、「海外学振」と呼ばれる博士研究員の海外派遣制度を支援しているからです。 初日の朝一番の発表だったので、行きの成田のラウンジや飛行機の中でもKeynoteのブラッシュアップをして臨みましたが、前

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  • 学位論文 | 大隅典子の仙台通信

    数日前に学医工学研究科の修士課程学生さん3人が訪れて、STAP細胞論文等についてお話しました。来週、インタラクティブな講義でディスカッションをする予定とのことで、「そもそも<再現性>とは?」「科学と社会の関係」などについて話しました。 「再現性」は科学を生業とする誰もが重要と思っていますが、それは「どの程度」のことなのかは、もしかするとラボによって基準が異なるかもしれないことを指摘しました。例えば「100回の試行」をして、「2回再現」されたらば、それは「再現性があった」と言って良いことなのかどうか? 100回行わなくて「10回の中で2回成功」したら? じゃぁ、「5回のうち2回」だったら??? もしかすると、話が具体的になると、ラボによって基準が異なるかもしれないと話しました。あるいは「コピペ」の問題も、「メソッド(材料・方法)」のパートではどこまで許されるか、分野によっては「イントロ」に

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  • 科学者は競争的すぎる環境に付いていけない | 大隅典子の仙台通信

    では平成7年に「科学技術法」が制定され、国の施策の基に科学技術を据えることにしました。5カ年ごとに「科学技術計画」が定められ、現在は平成23年に閣議決定された「第4期科学技術計画」の元に施策が立てられています。平成28年からは第5期の開始となるので、そろそろ次の計画をどうするか、という話も出始めているようです。 1990年代からいわゆる「大学院重点化」が開始され、科学技術を支えるには博士号を持った人材が必要であるという観点から、大学院生の定員が増やされてきました。そのような大学院生の次のキャリアパスとして博士研究員(ポスドク)がありますが、平成8年からの第1期の計画において「ポストドクター1万人支援計画」が策定され、ポスドクの数も増えることになりました。このようなポスドクの多くは、プロジェクトごとに雇用される有期雇用者です。したがって、5年などの任期が終了すると、次の就職

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  • STAP細胞を前提にしないと説明できない? | 大隅典子の仙台通信

    日はNature論文の責任著者でもあり、理化学研究所発生再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の笹井氏の記者会見が都内で行われました。

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  • 小保方氏会見から得られたもの | 大隅典子の仙台通信

    一日は誰にも平等に24時間しかないので、何かに時間を費やそうと思ったら、他に削れる時間から取ってくるしかない。

    小保方氏会見から得られたもの | 大隅典子の仙台通信
  • 「女子高校生夏の学校」と「生化学若手夏の学校」 | 大隅典子の仙台通信

    17日から19日まで「第2回女子高校生夏の学校〜科学者・技術者のたまごたちへ〜」というイベントに主催者側として参加してきた。 仙台から大宮経由、埼京線で川越、東武東上線で武蔵嵐山という駅で下車して、国立女性教育会館というところに行った 開館は1977年とのことだが、緑の多い広い敷地内に宿泊棟や研修棟が点在している。 お盆明けで残暑の厳しい時期。 ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクホーシの合唱というのは久しぶりの感覚だ(仙台ではセミといえばヒグラシがメイン)。 参加者の女子高校生は、北は北海道から南は九州まで全国から集まった百名余。 2泊3日の合宿の間に理系進学へのモチベーションを高めてもらうというのが趣旨。 さまざまな年代の女性(10名のうち1名のみシニアの男性)による講演、実験デモやポスターセッション、そして学部生・大学院生のお姉さんチューターが工夫をこらした企画と盛りだくさんなメニュー

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  • 小保方さん関連(その3):いのちを見つめる女性研究者 : 大隅典子の仙台通信

    理系女子(リケジョ)=女性研究者ではなく、もっと多様な職業に就いている方も、その予備軍もいますが、元祖リケジョといえば「キュリー夫人」を挙げる方が多いので...理系女子(リケジョ)=女性研究者ではなく、もっと多様な職業に就いている方も、その予備軍もいますが、元祖リケジョといえば「キュリー夫人」を挙げる方が多いのではと思います。 実は、さらに昔、ニュートンと同時代に、フランスに「エミリー・デュ・シャトレ公爵夫人(1706ー1749年)」という方がいて、運動する物体の持つエネルギーが質量と速度の自乗に比例することを証明したり、ニュートンのプリンキピア・マテマテカの仏語訳を書いたりされていて、この方がリケジョ元祖かなぁと思っています。 日では、女性が活躍しているのが、文学(直近の芥川賞や直木賞はすべて女性)、音楽(クラシックでもポップスでも女性も男性と同様に活躍)、スポーツ(もうすぐソチオ

    小保方さん関連(その3):いのちを見つめる女性研究者 : 大隅典子の仙台通信
  • リケジョと割烹着:小保方さん報道に関連して(その2) | 大隅典子の仙台通信

    なお、記事は、STAP細胞についての疑義が生じる前に書かれたものであり、現時点での認識とは異なります。2014年12月26日に、STAP細胞は実はES細胞であったという調査結果が発表されました。 ***** 「酸性の溶液でマウスのリンパ球を処理すると、多能性の高い細胞を誘導することができた」という理化学研究所発生再生研究センター(注:理研ビタミンの会社ではありません。歴史的には関係ありますが)の小保方晴子ユニット・リーダーの研究成果について昨晩取り上げました。 さっそく今朝の新聞各紙の一面を飾ったようで何よりです(つまり日、日が平和な日であるという証拠です)。 「多能性のある(英語ではpluripotent)」すなわち、いろいろな種類の細胞を生み出すことができる細胞には、これまでから、胚性幹細胞(ES細胞)とiPS細胞がありました。 今回のSTAP(Stimulurs-Trigger

    リケジョと割烹着:小保方さん報道に関連して(その2) | 大隅典子の仙台通信
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