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ブックマーク / www.shin-yo-sha.co.jp (19)

  • 謎解き アヴェロンの野生児 - 新曜社

    19世紀初頭のフランスで、なぜ、ひとりの浮浪児が突然、「野生児」として脚光を浴び、今日にまで影響を与えたのか。自閉症や言語習得の臨界期という現代の問題の原点といえる「野生児」。その実像は、映画で世界に広まったものとはまったく異なっていた。人間科学の勃興、中央と地方、ナポレオンの皇帝即位…学問、社会、政治の交錯から浮かび上がる、「アヴェロンの野生児」の事実とは? 謎解き アヴェロンの野生児*目次 序章 1章 アヴェロン県、ロデス中央学校 2章 パリ、国立聾唖学校 3章 イタールの教育と挫折 4章 舞台裏――人間観察家協会と内務大臣 5章 禁断の実験 終章 註 あとがき 装幀=新曜社デザイン室

    謎解き アヴェロンの野生児 - 新曜社
  • プライヴァシーの誕生:モデル小説のトラブル史 - 新曜社

  • はじまりの漱石:『文学論』と初期創作の生成 - 新曜社

  • 感染症と法の社会史:病がつくる社会 - 新曜社

    大都市の出現とともにペストやコレラなどの感染症が大流行し,確率統計などの統治への「まなざし」を介して,公衆衛生「法」が生れた。18~19世紀のフランスを中心に,病と法と都市の密接な関係を鮮やかに解明した,気鋭の力作。 感染症と法の社会史――目次 はじめに 序章 ミアズマと感染――感染症と予防の近代前史 一 ミアズマと追放 二 感染と隔離 ●章のまとめ 第一部 十八世紀における感染症と法 第一章 マルセイユのペスト――ヨーロッパ最後のペスト流行とポリス 一 マルセイユにおけるペストの惨禍 二 マルセイユ市への規制 三 イギリスとマルセイユのペスト流行 ●章のまとめ 第二章 悪臭と密集――十八世紀における都市と感染について 一 悪臭と密集 二 埋葬の問題 三 換気と移転 ●章のまとめ 第三章 腐敗と衛生――ルソーとカバニス 一 十八世紀の都市における精神の腐敗の問題 二 ルソーにおける身

    感染症と法の社会史:病がつくる社会 - 新曜社
  • 運動史とは何か(社会運動史研究 1) - 新曜社

  • 新聞小説の時代:メディア・読者・メロドラマ - 新曜社

    新聞小説が絶大な人気を博した時代があった。日清日露期の紅葉『金色夜叉』,蘆花『不如帰』,漱石『虞美人草』,天外『魔風恋風』などを取り上げ,作者・読者・メディアの「生産と享受」という視点から文学の現場を解き明かす「文学の生態学」の試み。 ◆書評 2008年1月27日、京都新聞、河内厚郎氏評 2008年2月10日、東京新聞、土屋礼子氏評 2008年2月22日、週刊読書人、佐藤泉氏評 2008年3月25日、読売新聞 2009年3月5日、京都新聞 新聞小説の時代――メディア・読者・メロドラマ 目次 はじめに Ⅰ 尾崎紅葉と新聞メディア 活字的世界における作者と読者/雑報記者としての紅葉/メディア・ミックスの力学 Ⅱ モードとしての新聞小説 メロドラマの時代/始原のメロドラマ/メロドラマの技法 Ⅲ 新聞小説の領分 近代京都と新聞小説/ジャーナリズムのなかの文学/新聞小説と挿絵 Ⅳ 出版文化と文学青年

    新聞小説の時代:メディア・読者・メロドラマ - 新曜社
  • 性格はどのようにして決まるのか:遺伝子,環境,エピジェネティックス - 新曜社

    人は生まれ落ちた時から個性豊か。盛んに泣く子,眠ってばかりの子-この違いはどこからくるのか? 遺伝子,環境,そしてその相互作用(エピジェネティックス)を中心に,発達心理学,脳科学,分子生物学の成果をふまえて個性=性格の起源を解説。 ◆書評 2015年9月20日、日経済新聞 性格はどのようにして決まるのか――目次 推薦の言葉 積山 薫 はじめに 第1章 個性の誕生 この章のまとめ 第2章 遺伝子は性格の50%を決める? この章のまとめ 第3章 赤ちゃんの気質―発達心理学からのアプローチ (1)成人の性格特性 (2)チェスとトーマスの研究 (3)カスピの研究 (4)ケーガンの研究 (5)ロスバートの研究 この章のまとめ 第4章 表現型から遺伝子型、脳回路、そしてエピジェネティックスへ (1)クロニンジャーのモデル (2)ハリリのモデル (3)セロトニン調節遺伝子群 (4)ストレス反応と視床下

    性格はどのようにして決まるのか:遺伝子,環境,エピジェネティックス - 新曜社
  • 桜井 厚・石川良子 編(2015)『ライフストーリー研究に何ができるか』 - 新曜社

    インタビューを相互行為の場として捉え,語り手の経験と社会を読み解く「対話的構築主義」。何でも研究可能か,自己言及的記述の意義は何か,いかにして語りの豊かさを引き出すのか。これまでの調査経験を捉え返し新たな可能性を示す。 ◆書評 2015年5月15日、週刊読書人、好井裕明氏評 ライフストーリー研究に何ができるか――目次 序 章 ライフストーリー研究に何ができるか  石川良子・西倉実季 1 「ライフヒストリー」から「ライフストーリー」への転回 2 ライフストーリー研究の基的枠組み 3 ライフストーリー研究はどう受け止められたか 4 書の構成 第1章 モノローグからポリフォニーへ ─なにが私を苛立たせ、困惑させるのか  桜井 厚 1 インタビュー過程の虚と実 2 語りのポリフォニー 3 訝る物語 4 まとめ─モノローグからポリフォニーへ 第2章 なぜ「語り方」を記述するのか ─読者層とライフ

    桜井 厚・石川良子 編(2015)『ライフストーリー研究に何ができるか』 - 新曜社
  • データ対話型理論の発見:調査からいかに理論をうみだすか - 新曜社

  • 検閲の帝国:文化の統制と再生産 - 新曜社

    「検閲」は転移する。検閲の主体によりその基準も方法も変転する。戦前の日帝国の時代から敗戦による米軍占領期まで,植民地と内地日での検閲の実態を,日韓両国の研究者がつぶさに検証して,文化の生産/再生産をめぐる統制の力学を炙り出す。 検閲の帝国――目次 はじめに 紅野謙介 第・部 検閲の拡張、揺れ、転移 植民地検閲と「検閲標準」 鄭根埴 文学を検閲する、権力を監視する――中西伊之助と布施辰治の共闘 紅野謙介 「法域」と「文域」――帝国内部における表現力の差異と植民地テクスト 韓基亨 植民地を描いた小説と日における二つの検閲 ――横光利一『上海』をめぐる言論統制と創作の葛藤 十重田裕一 検閲の変容と拡張、「親日文学」というプロセス 李鍾護 占領・民族・検閲という遠近法 ――「朝鮮/韓国戦争」あるいは「分裂/分断」、記憶の承認をめぐって 高榮蘭 第・部 検閲されるテクストと身体 「風俗壊乱」へ

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  • ロボットの悲しみ:コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学 - 新曜社

    人助けのために生まれながら,当に人の代わりにはなれないロボット。介護の現場など,日常生活の中に繰り出し始めたロボットと人はどうコミュニケーションしあえるのか? ロボット開発者の常識破りの発想と心理学者の鋭い観察から生まれた一冊。 ◆書評 2014年11月、ロボコンマガジンno.96 ロボットの悲しみ――目次 プロローグ 1章 「ともに」あるロボットを求めて  岡田美智男 1 ロボットの多面性─モノから「もう一人の他者」へ (1)素朴な道具から高度なキカイへ (2)ロボットと人との関わりのなかで (3)ロボットで代替えできるの? 2 人とロボットとの関わりにおける生態学的転回 (1)周囲を味方につけながら (2)その街が私たちを歩かせている (3)他者となるとは? 3 「弱いロボット」の目指すもの (1)弱いロボット「む~」の誕生 (2)表情やことばの「弱さ」から生まれるもの (3)ちょっ

    ロボットの悲しみ:コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学 - 新曜社
  • 量から質に迫る:人間の複雑な感性をいかに「計る」か - 新曜社

    文学や音楽,思想は科学の対象となるか? とらえがたい心のはたらきをいかに数量化するか? これまで質的研究の対象とされてきた「知・情・意」の領域に科学的方法論で挑む研究を紹介。量と質の壁をこえて人間の複雑さに迫る,最先端の心の科学。 量から質に迫る――目次 序 章 高次感性と量的研究 村井 源 第1節 高次感性とは 第2節 量的研究と質的研究 第3節 高次感性は科学の対象となるか 第1部 文学における高次感性 第1部を読む前に――テキストと高次感性 第1節 言語データと高次感性 第2節 テキスト中の単語が示す意味 第3節 テキストの意味を補完する要素 第4節 文学理解に必要な解釈技法 第5節 定量的なテキスト分析 第1章 虚構理解の認知過程 良峯徳和 第1節 虚構理解の高次感性 第2節 虚構概念の理論的検討 第3節 虚構テキスト理解過程のシミュレーションシステム構築の試み 第4節 虚構理解の

    量から質に迫る:人間の複雑な感性をいかに「計る」か - 新曜社
  • 〈高卒当然社会〉の戦後史  ――誰でも高校に通える社会は維持できるのか

    同世代の半数以下しか進学しなかった時代から,わずか20年で「高卒で当然」となった日。この大改革はいかに実行され何をもたらしたのか。高校教育拡大の歴史を跡付け,少子化時代を迎えた「誰でも高校に通える社会」の未来を占う実証分析の労作。 ◆書評 2014年9月21日、日経済新聞 2014年12月、ダ・ヴィンチ 2015年5月18日、日教育新聞 〈高卒当然社会〉の戦後史――目次 はじめに 「高校に通えることが当たり前の社会」の成り立ち ―高校教育機会の提供構造とは 序 章 今、なぜ「誰でも通える社会」について考えるのか 〈高卒当然社会〉の成立 書の学術研究上の意義について 第1章 新制高等学校黎明期から見る高校教育機会の提供構造 1 全国一律の「高校」という制度 2 高校教育提供構造の地域性 3 高校教育における教育機会の平等とは―学区制の議論から 第1章のまとめ 第2章 一九六〇年代の高

    〈高卒当然社会〉の戦後史  ――誰でも高校に通える社会は維持できるのか
  • 〈移動〉と〈比較〉の日本帝国史:統治技術としての観光・博覧会・フィールドワーク - 新曜社

    初期グローバリゼーション時代に可能になった「観光」「博覧会」「フィールドワーク」。植民地帝国を揺るがすこれらの〈比較〉実践は,学問と政策においていかに管理され体制を支えたのか。帝国期日のナショナリズムの想像力と経験を問う。 ◆書評 2014年7月19日、図書新聞、坂野徹氏評 〈移動〉と〈比較〉の日帝国史――目次 序章  はじまりの拉致 第一章 理論視角――移動・比較・ナショナリズム 第一節 初期グローバリゼーションと帝国期日のナショナリズム 第二節 ナショナリズム研究における「移動性」という視角 第一項 移動論的転回 第二項 旅と比較――B・アンダーソンのナショナリズム論 第三項 帝国の緊張 第三節 比較の帝国 第二章 「人類」から「東洋」へ――坪井正五郎の旅と比較 はじめに――旅する人類学者 第一節 身近なものを収集する――日人類学における「比較」の縮小 第二節 「人類の理学」と

    〈移動〉と〈比較〉の日本帝国史:統治技術としての観光・博覧会・フィールドワーク - 新曜社
  • ジャパニーズ・アメリカ:移民文学・出版文化・収容所 - 新曜社

    かつてブームとなったアメリカ移民だが,日米開戦とともに日人は収容所に入れられる。その苦難の時代を支えたのは日語の文学・書物だった。日書店,写真花嫁,収容所,図書館などの話題を織り交ぜながら,移民と文学の歴史を掘り起こす意欲的試み。 ◆書評 2014年5月25日、北海道新聞、成田龍一氏評 2014年7月25日、週刊読書人、石原千秋氏評 2014年8月10日、毎日新聞、若島正氏評 ジャパニーズ・アメリカ――目次 序章 海を越える文学―移民・書物・想像力 1 旅をすると出会う 2 研究のねらい 3 日系アメリカ移民略史 4 日系アメリカ移民文学とその研究史 5 書の概要 ・ アメリカに渡る法 第1章 移民の想像力―渡米言説と文学テクストのビジョン 1 アメリカへ― 2 誘う言葉たち 3 渡米物語の想像力 4 裏面の物語 第2章 船の文学 1 船から読む 2 成功ブームと渡米の夢 3 永

    ジャパニーズ・アメリカ:移民文学・出版文化・収容所 - 新曜社
  • 現代形而上学:分析哲学が問う,人・因果・存在の謎 - 新曜社

    世界には,なにが,どのようにあるのか。論理的手法をツールとして世界の基底を問う。人の同一性とは,可能世界とは何か,自由と決定論の衝突,個物と普遍,人工物の存在論など,古典的難問から最前線の試みまで復権した形而上学の全容をつかむ。 ワードマップ 現代形而上学――目次 序章 現代形而上学とは何か 0―1 現代哲学の一分野としての形而上学 0―2 形而上学的問題 0―3 現代形而上学の成立とその特色 0―4 現代形而上学の世界へ 第1章 人の同一性 1―1 人の同一性の問題 1―2 同一性と変化 1―3 身体説と記憶交換の思考実験 1―4 心理説と複製の問題 1―5 人の同一性は重要か 第2章 自由と決定論 2―1 行為についての二つの見方 2―2 自由と決定論の衝突 コラム 量子力学と決定論 2―3 両立論 2―4 非両立論 第3章 様相 3―1 可能世界 コラム 事物様相と言表様相 3―2 

    現代形而上学:分析哲学が問う,人・因果・存在の謎 - 新曜社
  • ハンナ・アレント〈世界への愛〉:その思想と生涯 - 新曜社

    全体主義の嵐のなかで故国を追われ,無国籍者としてアメリカ移住したアレントは,いかにして「世界を愛する」ようになったか? その経緯を彼女の著作・書簡などに丹念に辿りながら,彼女の思想と行動の核心にあるものをつかみ出す,著者渾身の力作。 ◆書評 2013年12月15日、朝日新聞、水無田気流氏評 2014年1月18日、日経済新聞、河野隆氏評 2014年1月31日、週刊読書人、高田宏史氏評 2014年4月12日、図書新聞、矢野久美子氏評 ハンナ・アレント〈世界への愛〉――目次 第一部 世界への愛 第一章 アレントと世界への愛 第一節 アモール・ムンディ 世界とは ハイデガーとアレントの世界の概念 世界疎外 第一の世界疎外 社会の勃興 全体主義による世界の消滅 第二節 労働、仕事、活動 アレントの定義 労働と仕事の違い 活動の特徴 活動の欠陥 第三節 古代ギリシアの公的な領域と私的な領域 公的空

    ハンナ・アレント〈世界への愛〉:その思想と生涯 - 新曜社
  • 978-4-7885-1344-0.htm

    自然法則に支配され,運に翻弄されているかに見える人間。意のままにならないこの世界で,われわれはどこまで自由なのか。「私」という不完全な行為者の意思,責任,倫理を問い直し,生きることの核心へと切り込む行為の哲学入門書。 ◆書評 2013年9月8日、山梨日日新聞 2013年12月29日、朝日新聞、萱野稔人氏評 それは私がしたことなのか――目次 はじめに 第1章 行為の意図をめぐる謎 1―1 「手をあげる」―「手があがる」=? 1―2 出来事を引き起こす心の働きとは何か 1―3 意図をめぐる問題―そもそも意図とは何か 1―4 機械の中の幽霊―ライルによる物心二元論批判 1―5 機械の―「心→脳」と巻 1―6 決定論を支持するかに見えたる一科学的な知見の検討 コラム・ 心身問題の行方 第2章 意図的行為の解明 2―1 意図と信念の諸特徴 2―2 心をめぐる「一人称権威」は何を意味するのか 2―3

    978-4-7885-1344-0.htm
  • 井山弘幸(2013)『パラドックスの科学論――科学的推論と発見はいかになされるか』 - 新曜社

    厳密な推論・事実からなるとされる科学だが,現実には? ゼノンのパラドックスから,〈はかる〉こと・サイズのパラドックス,科学的発見・セレンディピティー物語などまで,パラドックスというレンズを通して,科学の現場をいきいきと描出する。 ◆書評 2013年4月、FRAGRANCE JOURNAL 2013年7月7日、産経新聞、池内了氏評 パラドックスの科学論─目次 はじめに パラドックスからメタドックスへ 第一章 パラドックスという迷宮 感覚に反するパラドックス  論理的パラドックス  文学のなかのパラドックス  複合的パラドックス  狭義のパラドックス  アキレスと亀のパラドックス  連続か不連続か?  飛行はまちがった理論から生まれた  抗生物質と耐性菌 第二章 ミクロメガスのパラドックス――サイズの問題 万物の尺度をもとめて  第二のパラドックス  宇宙の膨張に気がつくか?  絶対零度の探究

    井山弘幸(2013)『パラドックスの科学論――科学的推論と発見はいかになされるか』 - 新曜社
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