3月26日、ついに北海道新幹線が開業した! 整備新幹線と呼ばれる北海道、東北(盛岡~新青森間)、北陸、九州の各新幹線は開業後、営業を受け持つJR旅客会社が30年にわたって貸付料を支払う。支払い先は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)である。 年額の貸付料は開業日の前日に公表される習わしとなっており、北海道新幹線については3月25日に1億1400万円と発表された。東北新幹線は149億3000万円、北陸新幹線のうちJR東日本分の高崎~上越妙高間は340億円、JR西日本分の上越妙高~金沢間は80億円、九州新幹線は102億円だ。 貸付料は受益の範囲を限度として定められた。算出方法は「新幹線を整備した場合の収益-新幹線を整備しなかった場合の収益」であり、根底には「新幹線は並行在来線と比較してより大きな収益が得られる」という考え方が存在する。実際にこれまで開業した整備新幹線は利