祇園祭の「厄よけちまき」、ネットで授与 長刀鉾などコロナ禍でも「年に1度の希望に応えたい」 2020年6月18日 16:20 祇園祭が7月1日に始まるのを前に、今年は「厄よけちまき」をインターネット経由で授与する動きが相次いでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年通りの活動が難しいなか、「3密」を避けつつ届ける方法を模索した形だ。希望者が数百メートルの行列をつくることで知られる長刀鉾保存会(京都市下京区四条通烏丸東入ル)は既に受け付けを開始しており、22日から発送を始める。白楽天山保存会(同区室町通仏光寺上ル)は、7月2日の神事始めの「吉符入り」後に発送する。 今年は山鉾巡行や宵山行事など祇園祭関連行事の多くが中止されるなか、一般への授与をやめる山鉾町も複数ある。長刀鉾保存会も当初は関係者のみに配布する予定だったが、希望者からの問い合わせが多く、インターネットで受け付けたうえで郵送す