136億年前に宇宙に誕生した最初の恒星のイメージ(中央右寄りの円)。水素のガスの中で光り輝く(米国立科学財団提供・共同) 【ワシントン共同】宇宙誕生から約2億年の136億年前までに最初の恒星が生まれた証拠を捉えたと、米国などの国際チームが28日、英科学誌ネイチャーに発表した。宇宙から届くかすかな電波を観測、分析した結果。宇宙の初期段階の解明に一歩前進する成果としている。 太陽のように自ら光り輝く恒星が、初めて生まれたのがいつかは謎だった。 チームは最初の恒星が放った非常に弱い光を直接捉えるのではなく、宇宙に広く放射されている電波から間接的に探る方法を採用。オーストラリアの電波天文台に設置した特殊な装置で観測した。