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ブックマーク / nazology.net (26)

  • 地球外生命への期待が高まる…! 土星の衛星で生命の誕生を告げる「有機物質」を新発見 - ナゾロジー

    Point ■土星の衛星「エンケラドゥス」に、生命の構成要素であるアミノ酸の基礎分子が発見される ■衛星の地下海洋から地表に噴出したプルームの中に、窒素や酸素を含有する水蒸気や氷粒として確認 ■窒素や酸素が化学反応を起こせば、アミノ酸が作られる 昨年6月、土星の衛星エンケラドゥスに有機高分子が初めて検出されたニュースが天文学界を沸かせました。それからは「地球外生命を探すならエンケラドゥス」と言われるほど、その発見に期待が寄せられています。 そして今回、ベルリン自由大学の研究により、土星の衛星「エンケラドゥス」に生命の存在を示唆する有機物質が新たに確認されました。 データを提供したのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によって開発された土星探査機「カッシーニ」です。 さらに、発見された物質は、地球上で誕生した生命の基礎物質でもある「アミノ酸」の構成分子であることが判明し

    地球外生命への期待が高まる…! 土星の衛星で生命の誕生を告げる「有機物質」を新発見 - ナゾロジー
  • 「時間を逆行している」といわれるガンマ線バースト、その仕組みに新説が登場 - ナゾロジー

    Point ■ガンマ線バーストは、大量のガンマ線を噴出する宇宙でもっとも明るい天体現象 ■このガンマ線バーストのパルスの時間変動を見ると、まるで時間を逆行しているように見えるが、原因は不明 ■最新の研究はこれをチェレンコフ放射のような、媒質中で光が減速するために他粒子に追い抜かれる効果を用いて説明している 並行宇宙の存在を示す5つの理論 私達にとって時間とは、過去から未来に向けて一方向にだけ動く存在です。しかし、相対性理論によれば、光速を超えて運動する物体は時間を逆行することになるといいます。 もちろんそんなことは起こり得ないと考えられるので、この世界で光速を超えて運動する物質の存在は否定されています。 しかし、ガンマ線バーストと呼ばれる宇宙でもっとも強力な爆発現象では、その決まりを破って光速を超えた運動が起こっているのではないか、と指摘される問題が見つかっています。 最新の研究は、こうし

    「時間を逆行している」といわれるガンマ線バースト、その仕組みに新説が登場 - ナゾロジー
  • すべてが科学者の想定外! 解析に3年を要した観測史上最大の超新星爆発 - ナゾロジー

    『SN 2016iet』の対不安定型超新星の想像図/Credit: Gemini Observatory/NSF/AURA/ illustration by Joy Pollard Point ■2016年に観測された規格外に巨大な超新星爆発の解析が3年越しで完了した ■この超新星爆発は太陽質量の200倍もある超大質量星によるものと考えられ、ブラックホールを残すこともなく星全体が消し飛んでしまっている ■これは宇宙初期に存在した種族Ⅱの巨大恒星にのみ発生していた「対不安定型超新星」と考えられ、宇宙の成り立ちを知るための重要な観測例となる 2016年11月に、これまでの観測史上で最大となる超新星が観測されました。 3年も前の観測がなぜ今話題なの? と思う人もいるかもしれませんが、この超新星『SN2016iet』の観測データがあまりに常識はずれであったため、データの誤りではないかとずっと解析中

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  • ほぼ宇宙と同年齢!? 宇宙最古の星が発見される - ナゾロジー

    Point ■これまでの観測記録を破る最高齢の星が天の川銀河から発見された ■星の年齢は鉄の含有量によって計測されるが、これまで最高齢とされた星は2018年11月に報告されたもので、鉄含有量は太陽の11750分の1だった ■今回発見された星は鉄含有量が太陽の150万分の1で、桁違いに低く、宇宙とほぼ同年齢と言えるほどに古い星だという これまでの観測史上で最高齢となる星が、天の川銀河の中から発見されました。 天の川銀河では、半年ほど前にも史上最高齢と言われる星が発見されていたのですが、僅かな期間でこのご長寿ランキングは大幅に塗り替えられることになりました。 星の年齢測定で決め手となるのは鉄の含有量です。鉄は星の核融合からしか作り出すことができないため、鉄が少なければ少ないほどその星は古いという判断が下せます。(金属量と星の年齢について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参照してください) 地球

    ほぼ宇宙と同年齢!? 宇宙最古の星が発見される - ナゾロジー
  • 「3つの太陽」を持つ惑星が見つかる - ナゾロジー

    Point ■3つの赤色矮星による3重連星LTT1445に地球型の惑星が発見された ■この惑星からは1つの巨大な太陽と、遠くに浮かぶ2つの小さな太陽が見えると想像される ■頻繁に恒星の前を通過するため、分光分析の理想的な観測対象として天文学者に注目されている 赤い三連星と呼ばれる3重連星系に地球型の惑星が発見されました。 この連星系は「LTT1445系」と呼称されていて、赤色矮星に分類される3つの太陽を持っています。 発見された所属惑星は木星のようなガスの星ではなく、地球や火星などと同じ岩石で構成された地球型の惑星です。 連星系の1つの太陽に非常に接近していて、他の2つの太陽からは大きく距離を開けているため、この惑星から空を見上げると、1つの巨大な太陽と、遠くに2つの小さな太陽が浮かぶ幻想的な景色が見えると想像されています。 なんだかとてもSFチックなロマン溢れる景色ですが、太陽との距離が

    「3つの太陽」を持つ惑星が見つかる - ナゾロジー
  • 宇宙最初の巨大天体は暗黒物質で輝く「ダークスター」だった - ナゾロジー

    Point ■現在の宇宙の大きな謎の1つが、銀河を形成するような大質量ブラックホールが初期宇宙では誕生できなかったという問題だ ■ブラックホールの形成については、時間ごとに蓄積可能な質量に限界があり、その理論に従うと現在の宇宙は作れないという矛盾がある ■これに対して、初期宇宙では暗黒物質から成るダークスターが数多く存在しており、それが大質量ブラックホールになったという説が提唱されている 暗き星、ダークスター。 これは闇属性の魔法の名前とかではなく、初期宇宙に存在したと予想されているダークマターを燃料に燃える恒星を指しています。 現在の宇宙が形成されるためには、現状の理論では非常に多くの時間が掛かると考えられています。特に銀河を形成する大質量ブラックホールを作るには、現状の理論では時間が足りないと言われています。 この謎について、初期宇宙でダークスターが大きな役割を果たしたという説が提唱さ

    宇宙最初の巨大天体は暗黒物質で輝く「ダークスター」だった - ナゾロジー