たくさんのアニメや映画、絵本などにも描かれ、人々に愛されるペンギン。丸みを帯びたフォルムや、ヨチヨチと歩く姿に癒される人も少なくないだろう。 そもそもペンギンとはどんな生き物か。案外、知らない人も少なくないのでは? ペンギンは鳥類にもかかわらず、進化の過程で飛ぶことはやめてしまったため、その分、泳ぐことに特化した。だから海の中で餌を追いかけるときかなりのスピードで泳ぐことができるのだ。生息エリアは南半球のみ。もし、北半球にすんでいたら、シロクマの格好の餌食になってしまうだろうから、地球はうまいバランスでできているものだ。 ついペンギン=寒い南極の生き物とイメージしがちだが、アフリカ大陸やオーストラリア、進化論で有名なガラパゴス諸島まで、実に広範囲にわたって分布している。オーストラリアに生息する最小サイズのペンギンは、フェアリー(妖精)ペンギンとも呼ばれ、地元の人たちによって大事に保護されて