先日相続対策の相談に乗った首都圏近郊在住のお客様、自宅周辺に複数の土地を所有する地主であり「相続対策」に敏感な方でした。 保有財産について伺うと、所有している土地の「場所」と「数」は分かるものの、「評価額」はもちろん「時価」も(使い分けを含め)知らず。 借地あり、底地あり、賃貸物件あり、投資物件あり、共有名義あり、使用貸借あり、それなりに賑やかな感じ。 金融資産も二転三転し、結局「どこに」「いくらあるのか」はっきりせず。 名義預金の香りもプンプン匂います。 現状把握が全く出来ていないにも関わらず、「相続税だけは払いたくない」と、土地神話が継続しているかのように土地を買い、アパートを建築し、を繰り返してきたそうです。 つまり、「相続対策=節税」。 今までやってきたことを教えてもらった所、次のような感じ。 まず、不動産会社に「土地が欲しい」と言うと、自宅周辺の土地を勧められ、駅から遠くても、賃