岡野原氏の作成したwavelet木を使った高速配列処理ライブラリwat-arrayを利用して、2次元探索のプログラムを書いてみた。 なお、自分はwavelet木のアルゴリズムについては全く分かってないですが、wat-arrayでは配列に対して、操作を行うインターフェイスがしっかり与えられているのでそれを見ながら作りました。 問題定義 2次元座標の集合P={(x,y)}が与えられる。Queryとして(xs,xe,ys,ye)が与えられたときにPの中でxs <= x < x, ys <= y < yeを満たす点の数を答えるというものを考える。 なお、Pの内容は途中で変化したりすることはないものとする(変更が加わった場合は一から作り直す)。 インターフェースとしては次のようになる、2次元座標の表現にはpairを用いることにする。 namespace wat2DSearch{ typedef st