自宅にいながらにして、世界の街角の様子を見られるグーグルの「ストリートビュー」。この仕組みで、東日本大震災の記録が見られるのをご存じだろうか。グーグルが実施する、東日本大震災のデジタルアーカイブに関する取り組みの一環だ。主導するのは、自らも東北・仙台出身の河合敬一氏(写真1)。米国本社で「Googleマップ」のストリートビューを統括している。 この河合氏に2014年12月末、東北の大学生が突撃取材を行った。震災復興の現状からグーグルで求められる人材像にまで話が及んだ。東北の大学生だからこそ引き出せた話題の数々に、横で聞いているだけの記者も思わず引き込まれた。ここで、その取材の様子を紹介したい。 米国から故郷・東北を支援 取材に臨んだのは、岩手大学で学ぶ7人の学生(写真2)。大学生活協同組合と日経パソコンによるプレゼンテーションコンテスト「日経パソコンカップ」第2回の決勝大会で、大賞に輝いた
![コードを書けるだけではダメ――東北出身の米グーグル社員が“後輩”に送ったエール](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eaedb55c339dbff9f2b28d5b211971a4bc97cea4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fwatcher%2F14%2F334361%2F011300157%2Fph3.jpg%3F20220512)