管理された教師と教育は、子どもたちにとってどういうことになるのか。 橋下「教育基本条例」を考えるにあたって、誰が言ったかはわからないが、大学時代に教育学徒の端くれとして出会った言葉を紹介しておきます。 教師が、彼の基本的権利を奪われたとき、 子どもは、支配者の奴隷としてのみ育てられる。 教師が、来るべき社会の理念を忘れたとき、 子どもは、現実に適応する人間としてのみ育てられる。 教師が、訳もなく支配者に頭をたれたとき、 暴力は子どもたちを支配する。 教師が首をちらつかされて管理されたら、子どもたちはどうなるのか? 橋本氏は、知事が決めた教育目標を押し付け、校長に教師を「採点」させ、出来の悪い教師は「ポア」するという。そうなれば、教師たちは自らの保身に走り、校長のご機嫌をうかがうようになる。無論、子どもたちのことは視野の隅っこに追いやられる。・・・そうなれば子どもたちは「サリン」にまみれ…。