タグ

ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (9)

  • 活字中毒R。:「お父さん、マンションへ引っ越しなさい」

    『勝負哲学』(羽生善治・岡田武史共著/サンマーク出版)より。 (棋士・羽生善治さんと、前サッカー男子日本代表監督・岡田武史さん。いまの日を代表する「勝負師」ふたりが、お互いの「勝負哲学」について語り合ったの一部です) 【羽生善治:たとえばスランプのときなどは、何でもいい、小さなことでいいから、何を変えてみるといいと思います。早起きをするとか、服装を変えるとか、新しい趣味を始めるとか。生活の中に、そんな小さな変化やメリハリをつけることで心の停滞が防げるところがあります。そうして精神の流動性が高まれば、メンタルコンディションも上向きになっていくはずです。 岡田武史:その気分転換が渡すが下手くそでしてね。コンサドーレ札幌の監督をやったとき、契約時にはJ1だったのが、就任時にはJ2に落ちていました。そんなのすぐに昇格させてやると思っていたのに、なかなかうまくいかなくて悩みました。 北海道には単

    holypp
    holypp 2012/06/02
    一歩引くというか。そういう意識は大事>自分にとってサッカーは生きるか死ぬかの、厳しい気の抜けない世界だが、他の人間にとってみたら、勝とうが負けようが別にどっちてもいいことだ。その事実の自覚は大切な
  • デーモン小暮閣下への質問「あの、へヴィメタって、なんですか?」

    『聞く力』(阿川佐和子著・文春新書)より。 (阿川佐和子さんが、デーモン小暮閣下にインタビューしたときのエピソードです。「ヘヴィメタ」という音楽を「ロックの一種とは認識していたが、どんなロックかチンプンカンプンだった」という阿川さんは、思い切って、「単刀直入にデーモン閣下に直接聞いてみた」そうです) 【こうして(スタッフとの)打ち合わせ通り、私はご人を前にして、できるだけ失礼にならないよう気をつけながら、質問してみました。 「あの、ヘヴィメタって、なんですか」 すると、驚きましたよ。デーモン閣下は親切! しかも説明がお上手! 私のようなロックシロウト相手に、それはわかりやすく教えてくださったのです。 「ハハハ。ロックというのは、わかりますね?」 最初に私に優しく断りを入れてから、こんなふうに話してくださいました。 「ロックがいろいろな枝葉に分かれていく中で、速さと激しさを追求したものをハ

    holypp
    holypp 2012/02/03
    これは考えたことなかった。さすが閣下>あれだけの轟音で演奏している中で、低い声で歌うとぜんぜん聞こえないんですよ。高くないと声が通らないから、だからヘヴィメタのボーカルはみんな、必然的に高い声で
  • 活字中毒R。 - 「へんじがない ただのしかばねのようだ」に詰め込まれた「珠玉のメッセージ」

    ゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ―』(桝田省治著・技術評論社)より。 【「へんじがない ただのしかばねのようだ」 かのドラクエで、迷宮の奥などに横たわった白骨死体をチェックした場合に表示される汎用メッセージである。僕は、数あるゲームの中でこれよりよくできた文を読んだことがない。珠玉だと思う。 書いたのは、同作のゲームデザイナー兼シナリオライターである堀井雄二氏。残念ながら僕ではない。 節は、このメッセージにいかにたくさんの情報が集積されているか、その解説だ。これを読めば、僕が冒頭のメッセージを”珠玉”と評した理由がわかってもらえるはずだ。ま、わかったところで、そう簡単にマネできないけどね。 (1)基情報 まず、このメッセージの基情報は、「あなたは目の前の白骨死体と思しきものを確かにチェックしましたが、有用な情報も目ぼしいアイテムも見つけられませんでした」ということだ。 ここ

    holypp
    holypp 2010/05/31
    これはすごい考察。>『ゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ―』(桝田省治著・技術評論社)より。
  • 活字中毒R。 - 2010年02月12日(金)  知らず知らず、「ブログに書きやすい毎日」を過ごしてしまう人々

    『自由をつくる 自在に生きる』(森博嗣著・集英社新書)より。 (「ブログの罠」という項から) 【これに似たことが、インターネットで大いに普及したブログにも観察される。あれは基的に自由になんでも書いて良いはずのものだけれど、もちろん実情はそうではない。人目を気にしなければならない。そこが従来の日記とはまったく異なっている。 当は誰も読んでいないかもしれない(その可能性は非常に高い)のに、仮想の大勢の読者を想定して(自分の行為が注目されているものと妄想して)、ブログを書く人は多いだろう。そういう心理がよく表れている文章が散見される。冷静になって観察すると、酔っぱらってハイテンションになっているときのようにも見える。 来、自分の時間は自分のためにある。何をするかは自由なはずだ。 しかし、ブログを書くことが日常になると、ついブログに書けることを生活の中に探してしまう。人が驚くようなものを探し

    holypp
    holypp 2010/02/21
    読み返すほどに深い。引用などできない。全部読め。全部何度も読め。そしてどうするか決めろ。
  • 活字中毒R。

    『それでも、日人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子著・朝日出版社)より。 (東京大学文学部教授の加藤さんが、日清戦争から太平洋戦争について、男子高校生たちに向けて行った5日間の講義をまとめたの一部です) 【歴史は一回きりしか起こらないから、歴史から学ぶことはできない、歴史は教訓にならないということに対してもカー先生(E.H.カー:イギリスの歴史家。著書『歴史とは何か』が有名)は反論していますので、これも見ておきましょう。歴史の出来事は一つひとつの特殊な事件の積み重ねだから、お互いになんの教訓も影響も与えないとの見方、だから歴史は科学じゃないと言い張る頭のカタいヤツにはこう反論するのです。歴史は教訓を与える。もしくは歴史上の登場人物の個性や、ある特殊な事件は、その次に起こる事件になにかしら影響を与えていると。 一つの事件の経過が、次のある個別の事件に影響を与える。当事者が、ある過去の記憶に縛

    holypp
    holypp 2010/01/24
    因果と突然変異に対してはいろいろと思うところがある。過去の出来事を抽象化して今に役立てるのは良いこと。もし反対なら本を読まずに生きてみたまえ。生活できないだろう。そういうことだと思う。
  • 20年前と今の『はじめてのおつかい』の変化 - 活字中毒R。

    『いつやるか? 今でしょ!』(林修著/宝島社)より。 (『東進ハイスクール』のカリスマ講師・林修さんが2012年に書かれたの一部です) 【ずいぶん前に。高校の先生と現代文の指導について話していたときのことです。生徒の成績表を見ながら、あれこれ話していたのですが、そのとき妙なことに気づきました。 上位の生徒は「明子」、「良子」、「宏美」など普通に読める名前が圧倒的で、特に「子」がつく名前が多いのです。一方、下位になればなるほど「これなんと読むんですか?」と聞かなければならないような「難読」名が増えるのです。かなりの数のクラスがありましたが、すべてそうでした。 「こういう難しい名前の生徒の親は、クレームも多いんですよ」 高校の先生は、そうもおっしゃっていました。僕は、これは単なる偶然ではないと思っています。 親は自分の子どもが立派な人間になることを願って名前をつけます。あくまでも究極の目的は

    holypp
    holypp 2010/01/24
    何度も読むべき。「2chではあらゆる分野の悪口があるので気にする必要はない」と別でみたが、それも至言。CAの藤田晋は「嫉妬には耐えるしかない。どんな反応をしようと負けだ(何もしなくても負け)」と言っていた。
  • 活字中毒R。

    Twitter社会論』(津田大介著・洋泉社)より。 (巻末の著者である津田大介さんと勝間和代さんの対談「つぶやく力――ツイッターの可能性を探る」の一部です) 【津田大介:確かに名前で商売している人間にとっては、ツイッターで注目を集めることが評判を高めることにもなりますよね。ただ、会社勤めをしている人にはそういう方向では直接的なメリットが見出しにくい。ただ、このを含め「ツイッターって面白いよ」と報じるメディアは増えつつあって、ITに明るくないビジネスパーソンの目にも触れるようにはなってきてますよね。彼らがツイッターを使いこなすにはどういう訓練を積めばいいですか? 勝間和代:ブログから始めたらいいんじゃないですか。 津田:まずは長い文章から書けと(笑) 勝間:私はツイッター万能論は避けたいと思っているんです。ネットのコミュニケーション能力を養うのはツイッターだけ使っていてもムリ! ツイッタ

  • 活字中毒R。:松本人志いわく、「笑いの源泉は怒りだ」。

    『笑う脳』(茂木健一郎著・アスキー新書)より。 【お笑い芸人さんも、大成している人は、どうも攻撃性が高いひとが多いのではないだろうか。彼らはその攻撃性を笑いで、たくみに解毒しているのだ。攻撃性が高ければ高いほど、強烈な解毒剤が必要になってくるのは、理にかなっている。 その意味で、怒りと笑いは表裏一体といえる。 以前、松人志さんと話をしたときも、彼は「笑いの源泉は怒りだ」と語っていた。とにかく腹が立って、腹が立って、仕方ないと。90パーセントくらいは、怒りで成り立っているというのだ。 「僕はね、スゴイというか不思議なのは、世の中に怒っているんですよね。怒っていることを発してひとを笑わせてるっていうのは何なんやろって、自分でも不思議なんですよね」 そう語る松さんが、お兄さんから聞いて思い出したという自分の幼いときのエピソードを教えてくれた。 「雨が三日間くらい降り続いたときにね、空に向かっ

  • 活字中毒R。

    年も、「活字中毒R。」におつきあいいただき、ありがとうございました。 2009年の最終更新ということで、今年僕の記憶に残っていたり、反応が多かったものを10個振り返ってみたいと思います。 (番号は便宜的につけたもので、「順位」ではないです) (1)『ジャンプ放送局』が終了した「当の理由」 (1/4) そういえば、横山智佐さん今年結婚されましたね。お相手は世代的に『ジャンプ放送局』を読んでいたのではないかと思うのですが、まさか自分が「チサタロー」と結婚するとは予想してなかっただろうなあ。 (2)村上春樹「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」 (3/11) 村上春樹さんの「エルサレム賞」受賞と新作『1Q84』は大きな話題になりました。僕が「正論原理主義」を怖いと思うのは、結局のところ、ネットでこれを振りかざしている人の大部分は、「自分自身のことは棚上げにしている」ことなのです。

  • 1