ゴムタイヤを装着している札幌市営地下鉄・南北線で22日午前11時ごろ、麻生発真駒内行き列車が走行中、パンクを検知する装置が作動した。終点まで徐行運転し点検した結果、パンクやホイールの変形が確認されたほか、軌道上で進路を変えるポイントに出っ張りが見つかり、パンクの原因と判明した。 市交通局によると、午後2時15分から麻生―北24条間を運休し、代替バスで対応した。23日は始発から、全区間で通常運行するとしている。
運転最終日、雪がちらつく中、定刻より数分遅れて通過する東鹿越行き下り一番列車=31日午前、北海道富良野市(大西史朗撮影) 3月31日で廃止となる北海道のJR根室線・富良野~新得間(81.7キロ)。ドラマ「北の国から」や映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった路線は、利用者減少や台風被害などを受け、運転最終日を迎えた。 JR富良野駅(富良野市)ではお別れセレモニーが行われ、地元の人や鉄道ファンなど多くの人が集まった。 富良野駅から幾寅駅(南富良野町)まで列車通学をしていた高校生、吉田明日香さん(17)は「汽車の車窓から見える景色がもう見られなくなるのはさみしい。汽車はあまり揺れないので勉強もできたのに」と、鉄道が廃止されることを残念がる。
朝もやの中、別寒辺牛湿原を疾走する花咲線の釧路駅行き始発列車。線路脇にはワカサギ釣りのテントが並ぶ =北海道厚岸町(桐原正道撮影) 朝日が昇って間もなく、湿原の奥から国鉄時代の車両が雪煙を上げながら走ってきた。日本最東端の鉄道、JR花咲線の始発列車だ。 花咲線は、根室線のうち北海道東部の135キロ(釧路-根室間)の愛称で、この区間を約2時間半で結んでいる。 車窓のハイライトは、厚岸町に広がる別寒辺牛(べかんべうし)湿原だ。氷結した川にワカサギ釣りのカラフルなテントが並び、線路脇をエゾシカが疾走する。キタキツネや絶滅危惧種に指定されているオオワシを目撃することもできた。車窓を眺め続けていても飽きない路線だ。 一方、JR北海道は平成28年に「当社単独では維持することが困難な線区」として花咲線などの名前を挙げた。昨年度は1億5800万円の売り上げに対し、12億9000万円の経費がかかっている。全
異色の新幹線駅になりそう。 「北海道新幹線 新八雲(仮称)駅高架橋」の起工式を開催 鉄道・運輸機構は、2023年11月18日(土)に「北海道新幹線 新八雲(仮称)駅高架橋」の起工式を開催すると発表しました。 拡大画像 北海道新幹線のH5系(画像:写真AC)。 起工式は、北海道二海郡八雲町春日地内の仮設会場で開かれる予定。起工式後に安全祈願も行われます。 新八雲駅の計画地は、函館本線・八雲駅の西側から約3km離れた新幹線単独駅となります。駅舎は高架構造を想定しており、八雲町では駅の乗降客数を1日あたり552人(周辺自治体からの利用がない場合は406人)と推計しています。 新駅周辺は農用地で牧歌的な風景が広がっていることから、八雲町では駅のデザインコンセプトを「牧場の中にある駅~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」に決定し、2022年2月に鉄道・運輸機構に提出。
政府が令和13年春ごろを予定していた北海道新幹線の札幌延伸を延期する方向となっていることが7日、分かった。政府関係者が明らかにした。建設中の新函館北斗―札幌は一部区間の工事が最長4年遅れているが、開業時期の目標は維持していた。札幌市が2030年冬季五輪の招致を見送ったことで延期を検討する環境が整った。国土交通省やJR北海道が、新たな開業目標の調整に入る。 札幌延伸を巡っては、トンネル掘削中に巨岩が見つかって中断したことや、地質不良区間での追加工事などにより、国交省は昨年、工事の遅れが最長4年になったと明らかにした。 令和6年(2024年)から建設業界の残業規制が強化され、人手不足が深刻となる「2024年問題」も控え、工事はさらに遅れる恐れもある。 予定通り工事が進んでも、30年冬季五輪・パラリンピック開幕には間に合わなかったが、招致実現で開業を前倒しする可能性が残っていた。
ここ最近、異様なペースで増えてきています。特にシカ。 件数まだまだ急増中 JR北海道は2023年6月6日(火)、2022年度に発生した列車とシカやクマとの衝突案件が計2926件にもおよび、3年連続でJR発足後最多となったことを発表しました。 拡大画像 クマ(画像:写真AC)。 2022年度はシカとの衝突件数が2881件、クマとの衝突件数が45件発生。前年度よりも約248件増加しています。 路線別に見ると、シカ衝突は宗谷本線が最多で484件、次いで花咲線(根室本線 釧路~根室)が425件、石北本線が373件、釧網本線が308件、根室本線(上落合信号場~釧路)が305件となっています。石北本線では前年比で152%と、急増の勢いです。クマとの発見・衝突は旭川支社内(宗谷本線・石北本線)が近年突出して多く、今年は43件でした。
国土交通省は2022年7月に「今後の鉄道物流の在り方に関する検討会」の中間取りまとめを発表し、「新幹線による貨物輸送の拡大に向けた検討の具体化」を課題とした。 長万部町の木幡正志町長は貨物新幹線の実現と町へのターミナル誘致を悲願としており、貨物新幹線を2030年度予定の北海道新幹線の札幌延伸時に本格運行できるよう、早く安く実現する方策を町ホームページにて公開している。本稿では、そのエッセンスを紹介する。 貨物新幹線が多くの課題を解決 北海道新幹線の札幌延伸に伴い、鉄道貨物の大動脈である函館本線の新函館北斗―長万部間はJR北海道から経営分離される。北海道及び沿線自治体が主体となり旅客列車を運行することは否定され、廃線の危機に瀕している。それに対して、新幹線札幌延伸と同時に貨物新幹線を本格運行することで問題を解決できる。 青函トンネルを含む82kmの共用走行区間は標準軌1435mmと狭軌106
JR北海道では,2023(令和5)年3月31日(金)をもって留萌本線の石狩沼田—留萌間の運行が終了し,同区間は廃止されました. 最終日には全列車が4両に増結され,キハ54 506+キハ150-9+キハ150-12+キハ54 509,キハ54 501+キハ150-2+キハ150-1+キハ54 510(いずれも深川方から,全車旭川運転所所属)が使用されました,深川方に夕陽と鴎をあしらった留萌市をイメージしたヘッドマーク,留萌方にドラマの舞台である明日萌駅をあしらった沼田町をイメージしたヘッドマークが掲出されました.また,留萌駅と恵比島駅でJR北海道主催のお別れセレモニーが実施されたほか,各駅で町や観光協会が主催したイベントが行なわれました. 留萌本線の深川—留萌間は官設鉄道留萌線として1910(明治43)年11月23日に開業しました.その後,1931(昭和6)年10月に留萌—古丹別間が羽幌線と
JR北海道は12月15日、同日6時3分頃に函館本線豊沼駅(北海道砂川市)構内で発生した上り特急と除雪用ホイールローダーとの接触事故により運行を見合わせている函館本線岩見沢~旭川間について、再開は少なくとも21時以降になる見込みであることを明らかにした。 事故現場の概要。ホイールローダーはJR北海道が発注した豊沼駅前広場の除雪に使われており、線路近くで作業を行なっていたところ、旭川5時18分発の札幌行き『ライラック2号』(789系特急型電車6両編成)と接触した。 12月15日の北海道地方は朝から氷点下5度を下回る暴風が吹き荒れており、JR北海道ではこれ以外でも、根室本線滝川~新得間(代行バス区間を含む)が10時頃から終日運休となっている。また、函館本線長万部~蘭越間では地震の影響により運行を見合わせている。 《佐藤正樹(キハユニ工房)》
JR北海道とJR留萌線(深川―留萌、50・1キロ)の沿線4市町は30日、同線の石狩沼田―留萌(35・7キロ)を令和5年3月末、残る石狩沼田―深川(14・4キロ)を8年3月末で廃止することで合意した。JRは廃止から最長18年間、バスの運行費用を支援する。今回の合意で、同社がバス転換を求めていた5路線(一部区間を含む)全ての廃止が決まった。 30日に留萌市内で協議会が開かれ、沿線の深川市と留萌市、沼田町、秩父別町の首長らが出席。高校生の利用を考慮し、石狩沼田―深川間は3年間廃止を遅らせることや、JRが各自治体に7千万円のまちづくり支援を行うことを合意した。
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線小樽―余市の廃線を巡り開かれた3者協議=26日午前、小樽市 令和12年度末の北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線小樽―余市(19・9キロ)の廃線をめぐり、道と沿線の小樽市、余市町は26日、3者協議を開き、バスに転換する方向で合意した。同区間は廃線となる見通し。 道の試算では、小樽―余市を第三セクターの鉄路で残した場合は30年間で約206億円の赤字になる一方、バス転換した場合は約18億円にとどまる。小樽市は財政負担できないとしてバス転換の意向を固め、余市町もバスを含めた輸送手段の確保を条件に廃線に同意することを検討していた。
95年にわたり地域の足を担ってきた北海道のJR留萌線の留萌―増毛間が2016年12月04日、営業運転を終了。終点の「増毛駅」は故高倉健さんが主演した映画「駅 STATION」の舞台としても知られる。駅には大勢の鉄道ファンらが詰め掛け、別れを惜しんだ(時事通信フォト) オール北海道で鉄道を残すための取り組み 現在、沼田町はJR留萌本線の存廃問題で揺れている。深川駅-留萌駅を結ぶJR留萌本線は、2016年に留萌駅-増毛駅間が廃線に追い込まれた。しかし、末端部分を廃止しても留萌本線の収支が改善することはなく、今度は路線全体の存廃が俎上に上っている。 沼田町は、留萌駅-増毛駅間の廃止議論の際にも廃止反対を表明していた。同区間が廃止されても、特に沼田町には影響が出るとは思えない。それでも沼田町が鉄路の存続を訴えているのは、先述したように鉄道は北海道の基幹産業でもある第一次産業と観光業に大きな影響を及
平日の朝、札幌駅から小樽行きの列車に飛び乗った。職場や学校へ急ぐ人々と一緒に揺られて約30分。車窓が札幌近郊の街らしい景色から一変、いきなり視界いっぱいの海へと変わった。日本海へと続く石狩湾だ。列車はしばらく海岸線にへばりつくように快走すると、真っ白な雪に覆われたホームに滑り込んだ。 映画にも登場した雪のホーム ここは小樽市にある朝里(あさり)駅。石狩湾を望む無人駅だ。降り立ったのは、2013年3月初旬。最低気温は氷点下で、初春と呼ぶにもまだまだ寒い。前日まで雪が降り続いていたこともあり、足元は一面まっ白。ホームの脇にも人の背丈ほどの雪が残っていた。 雪に覆われた朝里駅のホーム。両脇にも雪が塀のように積まれている目と鼻の先には海があるはずなのに、雪の塀が視界をさえぎり、その場で背伸びをしても海が見えない。 なんとかして海の見えるポイントを見つけるべく、長くてまっすぐなホームを端に向かって歩
JR東日本の即日お届け列車便「はこビュン」とJRバス関東の高速バス「なのはな号」が「はこビュンプラス」として連携。11月26日から即日最長距離となる新幹線最北端の新函館北斗駅から館山エリアへ今朝どれの鮮魚を輸送する。 JR東日本グループでは、新たな輸送ビジネスの構築と地域の魅力発信・地域産品の流通拡大による地方創生を目指し、はこビュンを実施している。今回のはこビュンプラスでは、通常のはこビュンのサービスに加えて、高速バスを合わせて商品を輸送する。 はこビュンプラスの実施日は11月26日、29日、12月2日、4日。今朝どれの鮮魚は新幹線「はやぶさ」で新函館北斗駅を9時35分に出発。14時4分東京駅到着後、高速バス「なのはな」に載せ替え、房総半島最南端の館山駅に16時18分に到着する。合計964.2kmを6時間43分で輸送。函館のとれたて鮮魚やホッキ貝などを館山駅周辺の飲食店およびJR東日本ホ
日本貨物鉄道(JR貨物)は8月18日、今年も馬鈴薯輸送専用列車の運転を9月12日から10月2日まで行うと発表した。 同社では、北海道地区で生産される多くの農産品を全国各地に輸送しており、北海道外に出荷されるもののうち、馬鈴薯については37%、玉葱については64%を輸送している。 例年同社では、秋冬期の輸送力増強施策として北海道地区での農産品の収穫期に合わせ、本州に向けて専用列車による馬鈴薯輸送を行っており、今年も運転する。 発駅は北海道の帯広貨物駅、着駅は埼玉県の熊谷貨物ターミナル駅となる。 輸送力は、コンテナ車20両、12ft コンテナ100個、輸送コンテナ個数 2000個(予定)となっている。なお、この列車以外、馬鈴薯輸送は定期列車でも行っている。
玉ねぎの生産日本一を誇る北見市では、初夏に玉ねぎの収穫が終わると、8月から翌年の4月にかけて、全国へと玉ねぎを出荷します。北見から旭川までの輸送には鉄道が利用されます。玉ねぎを積んで走る臨時の貨物列車、愛称は「玉ねぎ列車」。11両編成の貨車に、北見で生産された玉ねぎが積まれています。 北見駅を出発するのは午後7時。およそ5時間かけて、終点の北旭川駅に到着します。北見から運ばれてきた玉ねぎは、この駅から札幌や本州、九州にも運ばれていきます。 かつては1日に3往復していた「玉ねぎ列車」ですが、車両が古くなり、採算性が低いことから、トラックでの輸送が主になってきました。しかし、玉ねぎを安定的に運ぶためには、貨物列車はなくてはならない存在です。現在は1日1便になりましたが、北見地方の秋冬の風物詩ともいえる「玉ねぎ列車」は、今年も運行しています。
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