タグ

研究と国家に関するishikawa-kzのブックマーク (3)

  • CIA秘録 / ティム・ワイナー - 誰が得するんだよこの書評

    噂、伝聞一切なし、すべて一次資料のみからCIAの実態を明らかにした傑作。1947年に発足したCIAの使命は「何よりもまず、第二のパールハーバーのような奇襲攻撃を事前に大統領に報告すること」だった。*1  つまり政策立案のために外国の情報を集め、理解する諜報機関として作られた。しかし諜報機関としてのCIAほどお粗末な組織はなく、ソ連にただの一人のスパイも送り込むことはできなかった。ソ連内の自発的な協力者だけがたよりだったが、彼らは全員殺されるか捕まるかした。さらにソ連の諜報機関KGBからの二重スパイによって情報が筒抜けであることも多かった。現地語を話せるスタッフの不足もあり(これは今も解決していない)、諜報で成果を挙げられないCIAは膨大な予算を浪費して秘密工作に走ることになる。 陰謀をたくらむのは面白い――成功すれば自己満足が得られたし、ときには勝算を集めることもあった――“失敗”してもと

    CIA秘録 / ティム・ワイナー - 誰が得するんだよこの書評
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/11/27
    むむ…「多くの秘密工作は慎重な計画というよりもその日その日の行き当たりばったりでなされ、多大な犠牲が生じた。しかしそうした失敗を評価する基準もシステムもなかったため、失敗は繰り返された」
  • ねことか肉球とか:雑感

    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/12/05
    「「社会政策とは、資本制経済の存続にとって必要不可欠な『生産要素としての労働力』を個別資本の濫奪から保全するための、『総体としての資本の意志の執行人』たる近代国家の労働力政策である」大河内一男
  • 馬場靖雄:社会システムの複雑性と統一性#1

    馬場靖雄 93年度関西社会学会での報告原稿 『複雑性の海へ』(松岡正剛他共著、NTT出版、1994) に所収 (1) ダグラス・クリンプは、モダニズムの黎明期と現代において、「引用」という同一の手法を用いて作品を制作した二人の画家を比較することによって、ポストモダンのこの特徴を明らかにしようとしている(Foster[1983=1987:81-103])。マネの「オランピア」では、「イメージを担う画面を一つの絵として読み取らせるような、構造的一貫性」をあくまで前提としつつ、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」の創造的変容が試みられている。デフォルメは、「マネのオリジナルな作品」という統一的全体に奉仕するために行われるのである。一方、「コンバイン・アート」の旗手であるロバート・ラウシェンバーグが、ベラスケスとルーベンスを題材にして制作した一連の作品においては、「原作の写真をシルクスクリー

  • 1