現在明治学院大学の教授である熊本一規(くまもと・かずき)氏は東大都市工学科第8回生で、19回生である私の先輩に当たります。私が宇井純氏の主宰する自主講座に出入りしていたころ、熊本氏と出会い、彼が「環境権などどいう法規に定められていない概念で開発事業に挑むというのもいいけど、現在の法規のなかでも、十分戦える」という言葉が印象に残りました。 熊本氏はゴミ問題を切り口に、政府が進めるトンデモない開発計画に対し、したたかな反対運動を展開した人です。(例えばフェニックス計画:臨海部に発達した大都市とその後背地をふくめた広域圏を対象に、複数の自治体が県境を超えて共同で利用する広域処分場を海面に整備し、廃棄物の収集・処理・処分を広域的に行うとともに、埋立跡地に大規模な人工島を造成する計画)(http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2298)。 私が何年