会計検査院は、経済産業省など6府省と地方自治体、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2009~13年度に国の事業で導入した、6種類の再生可能エネルギー設備導入コストに関する調査結果を公表した。1キロワット当たりの導入費用が最も安いのは地熱発電の2万円で、水力、太陽光、風力の順に続く。調査期間における6府省・NEDOの再生可能エネ設備導入事業費は約4680億円に上るとした。経産省分がその56.7%に当たる約2656億円と最多だった。 報告書は、会計検査院が再生可能エネ設備の導入事業に対する国の補助金使用状況や設備の稼働・廃止状況をまとめる目的で作成した。6府省の内訳は経産省、環境省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、内閣府。6府省とNEDO、地方自治体が09~13年度に導入した再生可能エネ設備の容量は合計で約153万キロワット。 1キロワット当たりの導入費用については地熱(2万