自分のイチオシ(一推し)の人物やキャラクターを指して「推し」と呼ぶ。推しを応援する活動である「推し活」に励む人たちの部屋には、コレクションがあふれがちだ。 推しのことを好きすぎて神様のように崇拝する人たちは、単なる飾り棚ではない、推し=神を祭るのにふさわしい祭壇が欲しくなる。ぴったりな商品が現れた。 それが「推し壇」だ。神棚をモチーフにした国産ヒノキの本格的な仕様で、20色のLEDライトで好きな推しの色にライトアップできる。 開発したのは、仏壇仏具製造販売大手の「はせがわ」。ある若手「オタク」社員のアイデアだった。【杉田寿子】 オタクの恥は推しの恥 愛知県在住で、X(ツイッター)で発信している「りょーこ」さん(@moonglow0928)の推しは、ビジュアル系ロックバンドのFANTASTIC◇CIRCUS(ファンタスティック・サーカス)。もともとチェストの上に推しグッズを飾っていたが、ニュ