子どもたちが遊ぶすぐ向こうが保育園。白い壁が特徴 社会福祉法人「あすみ福祉会」(迫田健太郎理事長)は1日、東京都世田谷区にある祖師谷公園内に「茶々そしがやこうえん保育園」を開設した。都市公園内に保育所が設置されたのは全国初。迫田理事長は「自然を生かしながら、地域に開かれた施設にできれば」と話す。 小田急線成城学園前駅から徒歩20分。広大な祖師谷公園の中に、全面真っ白の建物が現れる。敷地面積950平方メートル、鉄骨2階建て。土地は都から有償貸与で、総工費は約4億円に上る。 施設の面積基準などはほかの認可保育所と同じ。運動場はなく、外遊びは隣接の公園を使うという。 定員は0~5歳の80人で、今春は52人が入園。3年かけて定員いっぱいになる見通しだ。現在25人の職員が働いている。 祖師谷公園の中といっても同園が占める割合は100分の1のためか、建設時に反対運動はなかった。ただ、近隣の住宅からは不