移転後の跡地にアジア大会選手村の整備が予定されている名古屋競馬場=名古屋市港区で、本社ヘリ「あさづる」から 県と名古屋市が共催する二〇二六年アジア競技大会で、同市港区に建設する選手村を大会後にどう活用するか、検討が本格化している。県、市は大会後の事業展開に手を挙げると予想される数百の民間事業者から意見聴取し、事業案の傾向をつかんだ。一八年度は多分野の民間業者を集めて研究会を立ち上げ、具体的な構想を絞り込む。 選手村は、三河地方や県外開催の競技では会場付近の宿泊施設を利用するが、メイン施設は二二年度に弥富市へ移転する名古屋競馬場の跡地に新設する。面積はナゴヤドーム四個分を上回る二十ヘクタール超。まちづくりの視点が求められる大事業だ。