先月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の余韻が今も残っている。準決勝、決勝は特にドラマチックで、漫画のような展開だった。日本勢が世界の舞台で示した〝強さ〟は野球ファンを増やし、そこから将来のスターが生まれるかもしれない。世界展開と裾野拡大―。漫画業界にも重なる部分がある。 侍(さむらい)ジャパンと同様、今の漫画市場には勢いがある。出版科学研究所によると、紙と電子版を合わせた昨年の推定販売金額は前年比0・2%増の6770億円。5年連続の成長で、過去最大を更新した。 海外でも日本漫画は存在感を高めており、大手出版社の海外展開も相次ぐ。集英社の海外限定の漫画配信サービス「MANGA Plus by SHUEISHA」は、月間利用者数約600万人に成長。昨年、米国での漫画売り上げ記録を更新した講談社も来月、米国向けの「K MANGA」を開始し、人気作などの日米同時公開を行う。 WBCで
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