バルト三国の一つ、リトアニアのオーレリウス・ジーカス駐日大使のクリスティーナ夫人が産経新聞のインタビューに応じ、日本人の秩序や清潔さを維持する姿勢に感銘を受けていると語った。また、四季を通じ、自然をめでる日本人の感性をたたえた。 満員電車なのに静寂――日本滞在で目を開かれたことは 「日本は古い伝統を現代のものと組み合わせて維持している点が素晴らしいですね。1億2500万人が共に暮らしている中で保たれる秩序、清潔さを維持する心掛け、さまざまな宗教が共存している点、どれにも驚かされるし、不思議にさえ思う。例を挙げると、高層ビルの間に点在する居心地の良い寺院、満員電車の中の静寂さ、ごみ箱がないのに美しい公共の場など。生活面では、玄関で外履きを脱いで、室内用のスリッパを履き、お手洗いではまた、別のスリッパに履き替えます…」 「日本人のきちょうめんさ、礼儀正しさには驚かされます。礼儀正しさは日本人に