ロシアのウクライナ侵略があっても目が覚めないのか―。日本の政党の防衛政策は合格点にあるとはいえないが、共産党と立憲民主党という左派政党の姿勢はとりわけ嘆かわしい。 共産の志位和夫委員長は7日、急迫不正の主権侵害には「自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守り抜く」と語った。 共産は綱領で、日本政府は「軍国主義復活の動きを推進する方向に立っている」とし、「憲法9条の完全実施(自衛隊の解消)」「日米安保条約の廃棄」を目指している。一方、平成12年の党大会で、自衛隊の段階的解消を掲げつつ、侵略があれば自衛隊を「活用」すると打ち出した。 日本維新の会の馬場伸幸共同代表が14日、「国防という崇高な任務に就く自衛隊を綱領で『違憲だ』と虐げつつ、都合のいい時だけ頼るとはあきれる」と批判したのはもっともだ。 共産は自衛隊の充実に反対してきた。防衛費を「人殺し予算」と言って世間の顰蹙(
![【一筆多論】自衛隊への謝罪が先だ 榊原智](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/64eddcdbfaa74ddc345783562003512d67f4921b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FPOECklLoigNgYBs9oaNPI6xQHok%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FJIZDQOSOGZKNLAU26MS22A7TBA.jpg)