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2021年8月17日のブックマーク (2件)

  • タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念

    【シンガポール=森浩】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは、今月6日に南西部で最初の州都を制圧してわずか10日で首都カブールを支配下に収めた。水面下の懐柔工作で各州都の降伏を促していた周到な戦略に加え、政府軍の想像以上の脆弱(ぜいじゃく)さが電撃的な全土制圧につながった。「新タリバン政権」の見通しは不明だが、恐怖支配が復活する懸念はぬぐえない。 水面下の「開城交渉」タリバンの兵力は6万人程度とされるが、政府の後ろ盾だった駐留米軍が格的に撤収を初めて以降、軍閥や武装勢力が次々と合流した。実際には15万人以上に膨らんだもようだ。タリバンはかつて国内多数派パシュトゥン人が構成員の中心だったが、政権崩壊後の20年間で少数派の民族にも支持者を広げたことも組織拡大につながった。 同時に進めたのが水面下の交渉だ。「各地で地域の宗教指導者がタリバンを受け入れた。調略によるものだ」。タリバンが1

    タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念
  • 【河崎真澄の中台両岸特派員】台湾・李登輝元総統からの色紙に「冷静 謙虚」 安倍晋三前首相インタビューを振り返る

    産経新聞のインタビューに応じた安倍晋三前首相。台湾の李登輝元総統から贈られた色紙(左)に「冷静 謙虚」と書かれていた=2021年7月21日、衆院第1議員会館「諸般の事情が許せばお墓参りしたい」。安倍晋三前首相は産経新聞のインタビューで、昨年7月30日に97歳で逝去した台湾の李登輝元総統の一周忌を控えてこう話した。中国からの政治圧力で日台の交流には制限が加えられているが、安倍氏は李氏と台湾に誠意をもって対応する意向を示した。安倍氏の部屋には李氏の直筆で「冷静 謙虚」と書かれた色紙が飾られていた。 安倍氏へのインタビューは7月21日、衆院第1議員会館で行われ、29日付の産経新聞朝刊1面と6面(東京朝刊最終版)に記事が掲載された。インタビュー記事が「産経ニュース」サイトに掲載された28日夜、台湾の外交部(外務省に相当)は、「安倍前首相は国際社会で尊敬される指導者だ。必要な協力を全力で提供する」と

    【河崎真澄の中台両岸特派員】台湾・李登輝元総統からの色紙に「冷静 謙虚」 安倍晋三前首相インタビューを振り返る