岸田文雄首相が5月7日から2日間、韓国を訪問した。報道によると、政府専用機でソウルの韓国空軍基地に降りて、裕子夫人と共に、韓国の歴代大統領や朝鮮戦争の戦死者などを追悼する国立墓地「国立ソウル顕忠院」を訪れ、顕忠塔に献花して焼香を行い、黙祷を捧げた。首相は帰国前の記者会見で、「シャトル外交を再開して、日韓両国の信頼関係を強化し、新しい時代を切り開く」と述べている。 この報道を見て、日韓の信頼関係強化よりも、自国のために命を捧げた英霊に礼を尽くすという普通の国として当たり前のことに日本も目覚めるチャンスを首相が韓国で与えてくれて、嬉しかった。 ●外国高官・軍が当然訪問する国立墓地 政府高官や軍艦の訪問国での行動計画は、国際慣例として訪問国側が作成する。岸田首相の韓国での行動も、韓国の計画に依ったものと思う。そしてどこの国でも、その行動計画に必ず入れるのが国立墓地参拝だ。 海上自衛隊の艦艇も、毎