自民党執行部は23日、22日の衆院本会議で国会会期延長を議決した際、党の方針に反し賛成・退席した議員10人に対し、この時期に配る議員1人あたり約100万円の政策活動費(氷代)支払い停止を決めた。賛成議員2人は党役職の辞表を提出し、余波が続いている。 22日の議決では党「影の内閣」の河野太郎行政刷新・公務員制度改革担当相と岩屋毅防衛相が「震災でやるべきことがあるのに、『菅首相の延命』との理由で延長に反対するのは永田町のへりくつだ」と賛成。被災地が地元の小野寺五典氏(宮城)や秋葉賢也氏(同)、吉野正芳氏(福島)ら8人は途中退席した。 谷垣禎一総裁は「我々は延長自体に反対しているのではない。誤解か勉強不足だ」と激怒。石原伸晃幹事長が「穏便な処分で良いですよね」と尋ねたところ突っぱね、造反議員の出張や部会開催を禁止させた。谷垣氏は、吉野氏の地元の福島県で26日に予定される県連大会に「もう行かな