[ロンドン 16日 ロイター] ギリシャに端を発した欧州債務危機。発生から1年以上が経過したが、危機は収束に向かうどころか深刻さを増している。ユーロ圏はどうなるのか、という不安が強まる中、ユーロ圏をどうするか、という議論も出始めた。 11月16日、ギリシャに端を発した欧州債務危機。発生から1年以上が経過したが、危機は収束に向かうどころか深刻さを増している。フランクフルトで10月撮影(2011年 ロイター/Ralph Orlowski) きれいに形を整えたオムレツを崩す──ユーロ圏の再構築は、それに近い。秩序立った再編、とみなされるためにはどうするか。実際に踏み切る場合、ユーロ圏の首脳、さらに世界の金融政策担当者に突き付けられる課題はそれだ。現在出ているのは、ギリシャを離脱させる、または、中核的なグループと緩い連合の二層構造にする案だ。 これまで、ユーロ圏の分裂は、ユーロ圏諸国と世界の金融シ