東アジアカップ(20日開幕、韓国)に臨む日本代表に初選出されたFW豊田陽平(28=鳥栖)がザックジャパンをパワーアップさせる。恩師の星稜高(石川)サッカー部・河崎護監督(53)が、豊田は日本のエースMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)の能力をさらに引き出し、ピッチ外でもエースの“お目付け役”になれると指摘したのだ。日本のためにも、豊田は何としてもサバイバルレースを勝ち抜くしかない。 2008年北京五輪世代で「最後の大物」といわれた豊田は、185センチの長身を武器に今季のリーグ戦で16試合11得点の活躍。アルベルト・ザッケローニ監督(60)も日本の“弱点”である高さを克服するため、大きな期待を寄せて代表に呼んだ。恩師の河崎監督は「トヨ(豊田)の能力からすれば(代表は)遅すぎたくらい。あの高さと強さがあれば、チーム戦術にも広がりが出るはず」と指摘。強靱なフィジカルを持つ豊田の加入で、ザック