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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (28)

  • 2010年10月31日のツイート - 深町秋生の序二段日記

  • その常識はいかがなものかと思うのは私だけ? - 深町秋生の序二段日記

    だいぶ前になるが、ブログ界で女性の自衛に関する議論がヒートアップしたときがあった。 曽野綾子氏の産経新聞オピニオンの欄で「女性は夜出歩くときは用心せい」と書いたやつ。いろんなエントリを読んだのだが、ひとつ「おや?」と思う文章があった。 http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2009/12/post_972.html(In the Strawberry Field:エントリー “遅ればせながら、曾野綾子さんの「用心すること」エッセーについて”) コンサバな内容うんぬんについての話ではなく、文章そのもののスタイルに引っ掛かりを覚えた。覚えたというよりある意味ほれぼれしたというか。 早々に「左翼のフェミニスト」とレッテルを貼り、「おれは議論なんかするつもりはなく、ただカラオケがしたいんだ」という意思表示が示される。ご人も「議論の余地はない」

    その常識はいかがなものかと思うのは私だけ? - 深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/04/07
    「こんな凄い意見・アイデアを語るのは俺様だけだ!」とか吹いた後でありふれた意見であることを知ると恥ずかしかったりするのは私だけだろうか?
  • 一億総ヤクザ - 深町秋生の序二段日記

    うつくづくなんというかアナーキストでノーフューチャーな気分だ。安全ピンをシャツや耳にいっぱい刺して、発煙筒をもくもくと焚きながら街を練り歩きたい。アンチクライスト。ロンドンコーリング。女王陛下。 朝青龍の引退に続き、スノボ選手の服装問題(べつに問題でもなんでもないことを、さも問題であるかのように扱う世の中がすくいがたい病気だと思う)などを見ると、怒る前におそろしくなってくる。 この恐怖感はべつに今に始まったことじゃなく、成人式に参加した数万人のうちに含まれるごくごくわずかなお調子者のために社会面を数段ぶち抜きで報じた新聞(私の故郷の地元紙は社会面の3分の2ぐらい使って、酔っぱらってガラスを割ったバカに筆誅をくわえていた。社説もばっちり説教モード。新成人を祝福するどころか、みんな憎悪しているのがよくわかった)や、豊田商事会長刺殺事件やロス疑惑や松サリン事件を経てもまるで変わることのないメ

    一億総ヤクザ - 深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/02/15
    ヤクザは自分の黒さを自覚してるけどやくとフォロワーは自分は真っ白だと思ってるだろう
  • わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生の序二段日記

    沖縄についてちょっと調べる必要があり、佐野眞一の分厚いハードカバー「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を購入。おしっこ漏れるぐらいにおもしろかった。 ダイエーの隆盛と衰退を通して戦後を描いた「カリスマ」や読売グループの首領正力松太郎を取り上げた「巨怪伝」も同様におしっこ漏れるぐらいにおもしろかったわけで、もっと早く読んでいたらと後悔さえ覚えた。発売から一年以上経っているけれど、かなりベストセラーだったらしく、私が購入したやつは六刷だった。 そもそもテレビが取り上げる沖縄はたいてい退屈だった。とくに故・筑紫さんの「ニュース23」がひどく、嬉しそうに彼が沖縄について語り出そうとするところでチャンネルを変えた。青い海をバックに、平和そうな顔をした沖縄の人がサンシンを引いて陽気に踊る。のんびりやろうぜ。あと戦争はよくない。なんたって激戦地となった悲劇の島だ。今も米軍が我が物顔でしきっている。

    わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生の序二段日記
  • 変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記

    政治系ブログを読んでいて、首をひねることが多い。なんでかねえ。 政治系であるからして、「自分の考えを広めたい」「支持者を増やしたい」という野望に満ちている世界だけれど、「当に増やす気があるのか?」と疑問に思うときがある。というのも狭いフィールドにしか通用しない「一元さんお断り。会員制オンリー」みたいな気持ちの悪い造語がやたらと多いのだ。来なら広く支持者を獲得しなければなければならないジャンルだというのに。 なにしろ政治系であるから当然もめる。議論になる。議論にすらならなくて罵詈雑言が飛び交う世界(もっぱらそれが主流か)でもあるから、レッテル貼りや揶揄や中傷の道具として造語が日々生産されている。なかには出来がよくて感心させられることもあるが、まあたいていは気持ち悪い。 たとえばどんなに説得力のあるエントリに出会っても「マスゴミ」という無神経な造語をやすやすと使う文章を信用しない。もともと

    変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/01/15
    政治ブログ界は「好きこそ物の上手なれ」よりも「下手の横好き」「義太夫」の世界ですから
  • 石原裕次郎23回忌と法事エンターテイメント - 深町秋生の序二段日記

    もう一週間以上経ってしまったけれど、おもしろかったのはテレ朝でやっていた「石原裕次郎23回忌法要in国立競技場」だった。 「国立競技場にどでかい寺を建立!」という、わざわざ爆破させるためにでっかい建物をおっ建てる西部警察イズムというか、石原プロモーション特有の「わざわざ感」が見られて満足であった。 駆けつけた十万人の観客が、故人をしのんだわけだが、まあ音楽フェスでもこれみよがしにアーティストのTシャツを着ているやつが、あんがい有名なシングル曲しか聴いてなかったりするものだけれど、「裕ちゃん……かっこよかったよなあ」なんて言ってるお年寄りたちだって、どれだけファンであったかは疑問である。お年寄りだって、なにかをダシにしてみんなつながりたいのであろう。ミクシィみたいに。彼が生きていたころといえば、むしろアンチ石原ファンのほうが多かったような気がするけど(「西部警察」のあのガソリンの量をまちがえ

    石原裕次郎23回忌と法事エンターテイメント - 深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/07/18
    ナンシー関が生きてたら喜んでウォッチしてただろうな
  • 日本家族の崩壊モデル。ザ・ノンフィクション「漂流家族」 - 深町秋生の序二段日記

    これはやばいなあ。現代日の家族の闇を描いた衝撃作だろう。フジテレビがひっそり流すザ・ノンフィクション「漂流家族 竹下家の9年間」である。 いろんなところで反響があるようで、id:tada-woさんから録画DVDを借りて見たのだが、絶句してしまった。彼のブログから引用する。非常にうまくまとまっている。 http://d.hatena.ne.jp/tada-wo/20090616/1245138703(因果鉄道999・埼玉-北海道(前編) - アマルフィ 日和) 埼玉県に住む竹下一家。家族構成は父母と6人姉妹(全員、女の子)の8人家族。彼らは心機一転として、北海道の浜頓別(はまとんべつ)という田舎町で行われる、街の活性化を目的とした州からの移住計画に参加(いわゆる田舎で暮らそう、というやつ)。この計画は、移住して三年の間に、浜頓別に家を建てて定住することが条件で、その間の住居は地元の自治体

    日本家族の崩壊モデル。ザ・ノンフィクション「漂流家族」 - 深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/07/05
    消費を謳歌して借金を返さないのはアメリカン・ウェイ・オブ・ライフなんだよ!ヤンキー最強!
  • 深町秋生の序二段日記

    鬼の八兵衛の真骨頂は“鉄拳”だった。元新聞記者が証言する。 「八兵衛は、クロと見込んだら拳を使うんだ。被疑者の人権がうるさくない時代だから、相当ムチャクチャやった。取調室の壁に血が飛び散るほどぶん殴ることもあった。さすがに捜査一課では問題になってね。でも、相手は“捜査の神様”だから、誰も面と向かって諌めることはできない。小原保は、八兵衛が拳を使うと、ブルブル震えて、髪の毛が逆立ったらしい。八兵衛自身がそう語っていたからね」 祝康成「真相はこれだ!『昭和』8大事件を撃つ」p51 おもしろいけど、ちょっとがっかりだ。 テレ朝のドラマ「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」である。豪華な俳優陣や舞台セット、吉展ちゃん誘拐事件という昭和最大級の刑事事件を追う伝説の刑事という大きな物語はなかなかに飽きさせない。脚を手がけたひとりが「特捜最前線」などで有名な長坂秀佳だけあって、安定したおもしろさがあった

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/06/23
    渡辺謙が「足の不自由な男」と口にするたびに「テレビドラマ的生ぬるさ」を意識させられた
  • 深町秋生の序二段日記

    19年前の毎日新聞(1990年11月4日)には、三世議員である森英介・現法務大臣のインタビュー記事「国会一年生のひとりごと」が載っている。 <ぼくは典型的な世襲候補だが、父(故美秀氏)の後をやるかやらないか、という時に自問しました。それが政治家を志す者の最低のというか、前提条件でしょう。急死で、そんなこといってられなくなったんですが、ちょっと踏み込めないなと思った。 ところが、今、平和なのか、命懸けというか、そういう心構えがなくとも、務まっちゃうんだね> 「世襲議員のからくり」上杉隆著 p19より 人気ジャーナリストの上杉隆氏の新刊「世襲議員のからくり」を読んだ。これがおもしろいおもしろいというよりも、あまりのおぞましさにぞくぞくと身体が震えた。 前作の「ジャーナリズム崩壊」はざっくり言うと「記者クラブいくない!」という、それ以上でもそれ以下でもない話で、なんとなく今さら感がつきまとって

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/06/18
    「豊かな社会」が安定を求めるのは当然のことではある(沈滞・腐敗とのトレードオフ)
  • 深町秋生の序二段日記

    つらい! なにがつらいのかは、もう書かないけれど……つらいねえ……。 「音楽やライブパフォーマンスが好きなのであって、べつに性的対象などとは見てないんだよねえ。だからべつになんの問題もないよ! 恋愛まことにけっこう」なんて、さわやかな笑顔で言えればいいのだけど。なまじアイドル耐性というんでしょうか、そういうのはないもんですから……カチコミかけたビートたけしの気持ちがよくわかるなあと。ぬぬぬぬぬ。 しかしあの娘でじゅうぶんしんどいのだから、もしあの娘がパチリとやられたらどうしようかと。夜も眠れん。しかしまあアイドルを追いかけるってのは茨の道なのであるなあと思い知りました。もうエスプリやウィットをきかす余裕がないので率直に言いますが。やっぱ…… 写真週刊誌はいけませんよ!! こ、こ、この世の悪だ!! 悪だ!! いやあ、しかしちかぢか古泉さんに相談しようかしら。というかハロプロファンってえらいよ

    深町秋生の序二段日記
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    kurokuragawa 2009/06/13
    ひこにゃんを思い出しても癒えない傷
  • 深町秋生の序二段日記

    派遣村に関する騒動を見ていると苦々しい寂しさが湧く。すっかり出遅れてしまったけれど。 で、今が極貧社会なのだという実感が湧いた。それまでだって貧困社会だとは思ってはいたが。 http://d.hatena.ne.jp/kechack/20090109/p1(政治に関心の薄い層に残る自己責任狂 Munchener Brucke) http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20090109/1231512798(個人的にはこういうことをいえる人はすごいと思う。土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。) あらゆる理由をこしらえて、どうにかして派遣村をバッシングしたい。「あそこに集ってるのはアカと怠け者に決まっている! そうであってくれ!」という必死さ。「タバコ吸う余裕があるなんて!」とか当に目のつけどころがすごいと思う。そのエネルギーを横峯さくらのオヤジとか、JK大好き義家先

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/01/17
    世もまつだな(正月だけに)   …ってもう終わってるよ!
  • 深町秋生の序二段日記

    「私は黒人の植民地化を唱えてきたし、実現するまでは訴え続けます。例の奴隷解放宣言は、植民計画の一環だったのです。何千という黒人がもう百年も北部で暮らしていますが、誰一人として白人教会の牧師になった者はいないし、裁判官、知事、市長、大学長―どれもいない。白人はいくつかの人種に区別されているわけではありません。みな混ざっているのです。そこへ黒人が同居する余地などないでしょう。といって奴隷や日雇い労働者、小作人はいりません。白人と黒人が同化するか、追い出すか、二つに一つ。アメリカ国民は、一人一人が最上の国民にしかなり得ないのです。社会生活でも政治の世界でも、黒人を平等に扱うなど、これほど嘆かわしい状況は考えられませんね。奴隷解放のためとはいえ、白人黒人の混血の国になるのは高い代償です」 第一部第四章「大物の衝突」より オバマ上院議員が次期大統領となる。 ということで急に読み返したのが、2年前くら

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/11/15
    関係ないが南部出身の兵士はww2で「シャーマン」戦車に乗るのを嫌がったとか
  • 深町秋生の序二段日記

    上杉隆氏の「ジャーナリズム崩壊」を読んだ。 感想を率直に述べるとあまり面白くはなかった。 なにがどう崩壊しているのだろうとわくわくどきどき期待していたのだが、書で取り上げられていたのはなんと記者クラブについてだった。記者クラブだけといってもいいと思う。 メディアに批判的な目をもつ人間ならば、日の記者クラブがどれほど問題を抱えているかというのは多かれ少なかれすでにいやというほど知っていると思う。しかし書の内容は「記者クラブというのは権力に弱くて閉鎖的で談合しまくってて」といったもので今さら感がかなりぬぐえなかった。なにか違った部分を取り上げるわけでもなく、最後までとことん「記者クラブってのはいくないなあ!」という意見が続くのだから困ってしまった。「欧米のジャーナリズムはなかなかに立派だが、それに比べて日は」というスタイルもちょっと困りものだ。欧米のジャーナリズムが立派ならなぜ去年はパ

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/08/22
    実を言えばちょっとだけオーマイニュースに期待してました
  • 深町秋生の序二段日記

    出遅れた話題だがコンビニの深夜営業規制うんぬんという話があった。 世の中エコだからコンビニは営業をちょっと控えろというやつ。しかしいつも思うのだが「自粛を要請」という言葉には違和感を覚える。他人に請われてなにかをやめたら、それ自粛とは呼ばないだろう。 それにどうせ規制をくわえるのならコンビニよりもどちらかというと自販機のほうが問題のような気がする。深夜の誰もいかないであろう公園や野球場や公民館の前にでんと設置されていて、いつ買われるかもわからないジュースをひたすら冷やし、もしくは温めつづけてるほうが変だ。しかもこれは昔ゆうきまさみの「究極超人あ〜る」でもネタにされていたが、東北地方をなめてはいけないのだ。じっさい信じられないような山奥の辺鄙な道のそばでもきんきんに冷えたコカコーラや生茶を味わうことができる。また最近の自販機にはゴミ箱すら設置されていないところも多く、ただの売りっぱなしであた

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/08/14
    コンビニができる前の社会を覚えてるのは中年、テレビ以前の日本を知ってるのは年寄り
  • 深町秋生の序二段日記

    サムライ映画の虜になってしまった映画評論家が放つ「根的に間違っているけど問答無用でおもしろい」大傑作! 「映画秘宝 9月号」柳下毅一郎の新刊レビュー ちくしょー、柳下さんに先を越された! 今月の映画秘宝の書評欄で、スティーヴン・ハンターの傑作「四十七人目の男」を取り上げてらっしゃった。今、(一部の)ミステリファンの話題をかっさらっている作品なのだ。 「キル・ビル」や「リトルトーキョー殺人課」をも超えるあやしげなニッポンが炸裂するというそういう作品であります。しかしなんだってハンターが……。 S・ハンターは高級紙ワシントン・ポストで映画評を担当。ピュリッツァー賞を受賞する映画評論家であり、「このミス」海外版では「極大射程」で1位をゲットする常連ランカー。その「極大射程」もマーク・ウォルバーグ主演「ザ・シューター」として映画化されるなど高名な冒険小説家だ。 しかし最近の工業製品化したハリウッ

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/07/30
    あのスティーブン・ハンターがこんなことに!!!
  • 深町秋生の序二段日記

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000006-nks-ent&kz=ent(不倫騒動モナ謹慎、たけしの顔に泥塗った) 恐ろしく不愉快。なにがって、不倫なんかどうだっていいだろう。いちいち司会者に聖性を求めるのも不愉快。ジャリタレがニュース読む時代に、情報番組なんぞになにを期待してるんだ。モナ頑張れ。 だいたい朝の情報番組でえらっそうにモノ語ってる水道屋のオヤジのほうが罪深いけど。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%9F%E3%80%80%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%80%80%E8%AB%87%E5%90%88&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A

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    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/07/12
    モナに興味ないけど道徳家ぶる連中よりはずっとテレビ映えがする
  • 深町秋生の序二段日記

    エコや燃料高騰で自動車が話題になることが多い。 月末となるとガソリンスタンドが大混雑する風景が、新しい郊外の風景として定着しそうだ。月が変わるたびに値上げされているのだから。先月も道路に行列の車がはみ出していて、いたるところの街道に給油待ち渋滞ができていた。 ただでさえ自殺者が多い(凶悪事件なんかさっぱり起きない平和な町だけど、とにかく自殺とひき逃げだけは毎日のように起きている)貧乏タウンだというのに、ガソリンの値上げは地元民にとってかなり痛い。なにしろ自動車がなければどこにも移動できないからだ。 かつて自動車は個人主義のアイコンであり、アメリカ的な自由を示す代表的なアイテムだった。戦後は「おれもいつかは自家用車を」と誰しもが夢を持ち、バブル期は「いつかはアウディ、いつかはパジェロ」とかに変わっていった。車はずっと成功の象徴でもあったのだ。そしてそのころになると誰もが持っているものとの前提

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/07/03
    今度GT-R買うよ!             タミヤの
  • 深町秋生の序二段日記

    ドキュメンタリー映画「靖国」における稲田朋美議員の活躍などを見ていて、ようやくピンとくるものがあった。 ネオリベ、保守化、戦前、右傾化、と21世紀の日を彩る言葉をたくさん見たけれど、一番しっくりくるのが文革化ではないかと思った。 文化大革命とは60年代から10年に渡って毛沢東がやった極左政策だが、そのころの中国は、ほとんどファシズムと化した宗教的な個人崇拝と、「旧弊なもの」への狂おしいほどの憎悪がみなぎっていた。そのころの中国と今の日はそっくりだと思う。長くなるからわけて書く。 1、個人崇拝とエリート 文革では、「毛主席は言ったね」などと、毛語録(聖書と並ぶベストセラー)をふりかざしながら若い紅衛兵らがその土地の市長や村長や党幹部たちに襲いかかり、「反革命分子」とレッテルを貼り、家や建物の壁に「造反有理」(理由ある反抗)とペンキで書きまくった。都会のエリートや文化人を「ずるしやがって!

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/04/11
    新自由主義の権化扱いされたかと思えばこんどは毛沢東呼ばわり/小泉純一郎って何者ですか
  • 深町秋生の序二段日記

    田舎での車社会に疑問を呈しつつも、東京の電車も乗っていると気が滅入ることが多い。 どういうわけかいやな気分。理由が判然としなかったが、最近になってその原因が広告にあると気づいた。これがどうもいやな感じなのだ。 三作目の舞台が東京ということもあって、あちこち東京を取材して回り、いろんな電車に乗ったがとくに大江戸線が一番嫌な感じがした。視界に借金関係の広告が3枚もとびこんできた。「多重債務ご相談」「債務整理」と大書された弁護士事務所の広告。それに「きんり下げました」などとファンシー感覚を取り入れた消費者金融の広告(今までがアコギだっただけだろう)。今や電車の広告は消費者金融とこの多重債務者向けの弁護士事務所のやつで花盛りだ。地方に住んでいる人間のブログ(私も含めて)には東京に対するやっかみや格差問題を論じるものが多い。もしくは逆に東京自慢みたいなやつ。 しかし東京は東京でたいていはひどく貧乏く

    深町秋生の序二段日記
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/03/11
    「しかし「うちから金を借りろ」「うちで多重債務を相談しろ」と「高級マンションはどーだ」が同居しているというのはすごい。」グロテスク
  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2