「M-1グランプリ2021」は錦鯉の涙の優勝で幕を閉じました。おじさんが必死で頑張るバカバカしさ、コメディの基本のようなドタバタ劇が優勝を掴み得たことには大きな意味があったと思います。 よく「うまいだけでは勝てない」と言われますが、まさにそのとおりでどれだけの熱量を見せられるか、見せつけられるかも重要なことだとでしょう。そういう意味でも錦鯉は「よく頑張った!」と多くの方が思われたのではないでしょうか。 今回の錦鯉の優勝には祝福のコメントがほとんだだったようで良かったのですが、よく「優勝は○○だろう!?」「審査がおかしい!」と自分の好みを主張しすぎて不正な審査があったかのように言われることがあります。SNS時代に入ってからは特にそうです。 笑いのツボはひとりひとり違い、好みも多種多様だと思いますが、さまざまな審査員をしてきた経験から言わせてもらえれば、贔屓も忖度もありません。というかありえま