地球温暖化の原因とされる大気中の二酸化炭素など、温室効果ガスの世界の平均濃度は、WMO=世界気象機関が公表を始めてから9年連続で最も高い値を更新したことが分かりました。 WMO=世界気象機関は、地球温暖化の進行を監視するため、二酸化炭素やメタンなど各国の気象機関が観測した温室効果ガスを基に世界の平均濃度をまとめていて、去年の結果が公表されました。 それによりますと、大気中の二酸化炭素の平均濃度は、前の年より0.56%高い393.1ppm、一酸化二窒素は0.28%高い325.1ppbとなり、いずれも公表を始めた2004年以降9年連続で最も高い値を更新しました。 また、メタンの平均濃度は前の年より0.33%高い1819ppbで、2007年以降6年連続で最も高い値を更新しました。 このうち、温暖化の大きな原因とされる二酸化炭素の増加量は、1990年代が1年当たり平均で1.5ppmだったのに対して