少し前の話だが、参院選が公示された7月4日、東京都心で山東昭子の街宣車に出くわした。「ええっ、山東昭子ってまだ立候補してるのか」と驚いたが、昨日、千葉県在住の同年代の友人も同じ感想を漏らしていた。 山東昭子といえば、私が小学生の頃によくクイズ番組に出演して、高正解率を誇っていた。確か野末陳平だの横山ノックだのが出ていた朝日放送(大阪)の番組に出てたのではなかったかと思うが、記憶違いかもしれない。ネット検索では『クイズ・タイムショック』(NET=現テレビ朝日)で5週連続勝ち抜きを記録したとあるが、これは記憶にない。この番組で覚えているのは、当時の私の地元(兵庫県)出身の俳優・勝呂誉が1対1の勝ち抜きで勝ちまくっていたことだ。 昔話はともかく、山東昭子が田中角栄に請われて参院選に初めて出馬したのは1974年だった。糸山英太郎が当選し、空前の金権選挙としてあまりにも悪名高いこの74年参院選で、山